2009年09月23日

鏡越しの寓話

韓国映画3本目。
『悪い男』
これもキム・ギドク。


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ギドク映画はいつも容赦がなくて
今回もそうでした。観るにはあまりにショックが大きくて。
不快は不快。でもまっすぐなんですよ、根が。
だからでしょうか、逆に魅かれていってしまうんです。

あとは何だか妙に、寓話的。
キム・ギドクの作品はいつもある種の「ベタ」を感じることがあります。
これはまっすぐさと関係している気がするのですが、
ただその「ベタ」は、よくある日本や韓国の
純愛映画や復讐映画の安っぽいベタとは違くて、
やっぱり全然違う分野にいます。
まるで寓話を、裏側から観ている様な気分になるのはそのせいでしょうか。


あと今回は音楽も映像と、気持ち悪くなるくらい噛み合ってました。
合っている分、脳にはより強い衝撃が与えられるんですがね。
ギドクっぽいなぁ。
ギドクの周りにいるひとはこんな濃度に
どうして耐えきれるのかな。
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2009年09月21日

ブレス


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実は9月は韓国映画月間でした。3本ですが。
2本目は『ブレス』
キム・ギドクです。


チャン・チェンの色っぽさったら何なんですか!
チャンは台湾の人なので、台詞はなかったですね。
もともと物静かな雰囲気が漂う役者さんだし、
キム・ギドクは映像が前面にきている
(その変わり、台詞がもうちょっとかと思うこともあるんですが。)
ので、観終わってから台詞がなかったことに気がつきました。


この映画を観ると…。
不思議になります。『悲夢』でやりたかったことは、既にここで全部果たされている気がして。
なんで『悲夢』を撮る必要があったのかな、と。
あちらの作品があまり好きでなかったことも含め、
まったくの個人的な感想ですが…。

たた、それだけこっちの作品の完成度は高かったです。
ストーリーはなんだかよくわからなくて難しいし、
解説はできないのですが、それでも作り上げられている感じがしました。
『絶対の愛』での映画引退を撤回してくれてよかった。

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2009年09月13日

総復讐

『復讐者に憐みを』



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パク・チャヌク監督の復讐三部作
『オールド・ボーイ』、『親切なクムジャさん』とこれ)、全部観れました。


すごいですね、この監督。
なんて言ったらいいかわからないけれど、
この映像のぐぐい、とした引力はなんでしょうか。
あとむせかえす様な血の臭いを感じます。

病気の姉を持つ耳の聞こえない青年と、
その恋人と、
ふたりが誘拐するこどもと、その父親。
哀しい犯罪と悲劇と復讐がめぐってて、
優しさがあるはずなのに、残酷さにがちっとも歯止めがかからない。

娘を誘拐された父親役のソン・ガンホはかっこよかったですが
映画自体がすごくまとまっていたから、
作品としてまず心に残ります。
しかし、
オールド・ボーイの主役の人も色っぽかったし、
韓国はなんでこういう、おっさんの色気が強いんでしょうかね…。
監督の男性の趣味(好んで起用する役者さんという意味ですが。)
は、私も好きです。
私の趣味かというとやや違う気もしますが、好きになります。


あと、映像がすばらしいです。痺れました。
臓器を買おうとする耳の聞こえない青年が、
売買組織についていくシーン、
階段をあがる映像が美しくて。
あの映像だけでもこの映画を評価できますよ…。


最新作『渇き』は観ていませんが
なんとなく、これは『親切なクムジャさん』に近い気がします。
監督の美学が表現されている気がして。
真っ白とか真っ黒と、あと鮮血がイメージされる。
『復讐者〜』と『オールド・ボーイ』は、もっと錆ついた感じ。
監督の現実といいますか。
この作品、そりゃあもう錆ついて、血が鉄の味をするようでした。
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2009年09月01日

ネパールで迷子

斉藤哲也バンド+Gさんライブ@吉祥寺マンダラ2


いまや「UooB」という立派な名前がついた斉藤さんバンドも
このときはまだ「Testuya Saito Band」くらいの
仮名があるだけでした。
そういえば日本も昔は「七歳までは神の子」といって、
これはつまり、当時からすれば
七歳くらいまでは亡くなってしまう可能性が高かった為に
考えられた思想なのですが、ここから発展して
七歳くらいまでは名前も仮名だったとのことなんですね。
UooBが無事にこの世に誕生してめでたいです。

さてこの日のライブはGさんも一緒で、
セッションとかいろいろやってたはずなのですが、
例によって記憶がおぼろげです…。
ただ、前回の若い人とのセッションよりは、
やっぱり斉藤さんとGさん、という組み合わせが自分の中でしっくりきて、
前回よりも落ち着いて、すんなり楽しめました。


あと覚えているのが、GさんのMC。
たま時代にネパールライブをやった際、斉藤さんも
サポートで参加していたらしいのですが、
ネパールで斉藤さん置き去り事件があったらしいです。
いつの間にかひとり迷子になってしまった斉藤さんは、
あとで無事にみんなと合流できたとき、烈火の如く怒り狂い
それから暫くその怒りが静まることはなかったとか…。
「あのときはごめんね斉藤くん。」
今更、こんな場所で言っても…なGさんの陳謝。


そのへん、DVDには少しでも入ってるんでしょうかね。
そのうち入手したいです。

たま、ネパールへ行く [DVD]

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