2008年07月27日

赤い風船

残念ながら私は「懐かしい」「もう一度観たいと思っていた」
世代ではないので、
そこまでの興奮はなかったのですが
でもチラシをもらった時点で観にいきたいとは思っていました。
アルベール・ラモリス監督の
『白い馬』
『赤い風船』



『白い〜』は少年と馬の友情、という
愛情あふれる作品だと思っていたのですが、
これが切ない切ない。
馬と仲良く暮らす少年。
途中でウサギを捕まえて食べるシーンがあって
そんなところにもきゅーっとしました。

『赤い〜』は、とにかくかわいい作品でした。
こどもの目で観れるといい作品。
お母さんから風船を窓からぺってされてしまったり
ともだちたちがわーわーと風船をつかまえようとしたり
こどもの世界はたいへんです。
最後は、ほんとにきれい。


話に聞くと、この映画は小学校で観せることもあるとか。
こんなオシャレな映画、
私の小学校時代には観せてもらえなかったですよ。


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2008年07月21日

屋根裏の乱歩者

おうちでDVD。
実相寺昭雄監督の『屋根裏の散歩者』


うーん…、90年代の作品だからフィルムがいま一つだとか、
岸田森さんが亡くなってしまったからだとか、
理由をいろいろと挙げたくなるのですが、
でも信じがたいです。実相寺作品だとは。
三上博史さんも出ていて、乱歩原作。
当然面白いと、思っていたんですが。


以前見た、田中登監督版の『屋根裏〜』も
やっぱりあんまり好きではなかったし、
どうもこの作品は映画に向かないのでしょうかね?
(その時も主役は石橋蓮司さんで、
 面白くならないはずはないと思っていたのですが。)


でも田中登監督は、もともと自分に向かないだろうのに対し
今回は実相寺監督だったので、心配はないだろうと思っていたので
残念でした。
何よりカメラが…、実相寺カメラじゃありません。


しかしDVDの特典映像は面白かったです。
時間がなくて全ては観られなかったのですが、
あれはあのままずっと続くのですかね?
本編映像にのせての対談は…。



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2008年07月20日

夕焼けこやけ

『五番町夕霧楼』


横内正さんが出ているとのことで、いそいそと。
こちらは水上勉原作の「金閣寺」が原作。
図らずも、金閣寺つづきになりました。


「金閣寺」以外の話も混ぜてあるっぽいので、
どちらかというと松坂慶子扮する女性(遊女)と
金閣寺を燃やした僧との悲恋がメイン。
だからというわけではありませんが、
でも映画の出来としては
先日観たものと比較になりませんでしたな。
ちょっと安っぽいです。


横内さんはかっこよかったですよ。もう。
風吹ジュンさんにだけちょっとひどい人でしたが。
しかし風吹さんて全然変わりませんね。
でも、40、50代になってからの方が好きです。
幼い顔をした女性はたまにそうです。
永作博美さんも年をとってからの方が好きだし、
きっと池脇千鶴さんなんかもそのタイプ。


こちらの原作は読んでいないので、
今年読みたい本として挙げておきます。もちろん三島版も。

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2008年07月17日

エディットエジソン

「Tiny Adventure with Strings vol.14」@吉祥寺マンダラ2

なんだかんだで今年一番観に行っているライブかもしれません。
酒井俊さん with Strings。


今回の対バンは「パンチのきいたブルース」さん。
バンド名です。
渋〜い男性のバンドかと思いきや、
女性三人のキレてるバンドさんでした。
ベースがかわいしのぶさんで、
こういう一面もあるのか、と驚いてしまいましたよ。

あ、あと、ライブ終わってから気がついたのですが
これまで何度か目にしたことがあった、
チラシに描かれていたドラマーさんが
このバンドで激しいドラム叩いてたグレースさんで、
そういえばそっくりなのでした。
かわいい似顔絵なんですよー

グレースさん.jpg

でも落ち着いたところもあるので面白かったです。
パンチのきいた舟唄(八代亜紀)とか…。


酒井さんたちもアグレッシブでした。
坂本さんも危険でした。

トム・ウェイツの曲と「六月の雨の夜、チルチルミチルは」が
聴けてよかったなぁ。
酒井さん自身がもともとカバーも多くやる方なのだと思いますが
いつも感じるのは、
カバーってこんなに原曲を意識しなくていいものなのか、
ということ。
酒井さんの歌う曲は、前にどんなに大きな人が歌っていて
どんなに完成されたものであっても
どんなに知られたものであっても
まったく別の、酒井さんオリジナルとして完成されます。


前にテレビで、佐藤竹膳さんでしたかな?誰かが、
「ジャズやクラシックの世界では、"カバー"なんて
概念は存在しない。
それぞれがそれぞれの表現で
既にある曲を演奏することは、当たり前のこと。」
みたいなことを仰っていましたが
今は逆にそれが難しいんですよね。


この日は「ざんげの値打ちもない」等のアレンジをされた方も
来ていたようでした。
新しく作るのも、アレンジをするのも
どっちも発明です。
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2008年07月14日

炎の色


『金閣寺』

若干遅刻してしまいました。
(時間を10分間違えていた為)
むしろ映画館の方を慌てさせてしまって申し訳ないです。
でも、帰らなくてよかったです!
重いけれど良い作品でした。高林陽一監督作品。


三島由紀夫原作の「金閣寺」は
最初の方だけ少しだけ読んだことがあります。
おそらく映画は、原作に則しているのですが
不気味な、異形の様な作品になっていて
それがこれまで抱いていた三島への敬遠とも組み合わさり
観た後は自分の体の血がどろどろな気分。いい感じです。


実際にあった事件なので、どこまで作品としての
捉え方をしてよいものか
という気もするのですが、
金閣とともに死のうという甘美な夢を失った僧の…
というかそういう風に描いてしまった三島の危うげな美学が
どうしても心に暗い影を落としていってしまいます。
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2008年07月06日

僕は精神が好きだ

映画帰りに映画、それも喜重映画。
『エロス+虐殺』の、ロングバージョン(3時間半…)




でも長さはそこまで気にならなかったです。
思っていたよりかは観やすかったですし。
どちらかというと、DVD上映だったので
画像が気になりました。
フィルムとデジタルってこんなに違うのか…。

大杉栄と伊藤野枝、そして日蔭茶屋事件。
我が家には彼らに大変な興味を持っている人がいるので
何となくは知っていました。
逆に、何となくしか知っていませんでした。
お勉強の映画ではないので、
知っていないとおそらく味わいきれないのです。


もともとのイメージとして
大杉栄・伊藤野枝の役に
細川さん、岡田茉莉子さんというのは
少し違和感がありましたが
映画の意図は彼らを描写することじゃなくて
彼らの精神を咀嚼することにあるだろうから
別にそれもいいのかな。


とにかく、もっと本を読んでからもう一度観たい映画です。
アナーキズムについて
そして、喜重の示すジェンダーについて。
それは近現代史という「歴史」
…過ぎ去ったもの・選ばれたものとして考えるのではなくて、
いまここで考えたいことです。



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シチズン・ドッグ


『怪盗ブラック・タイガー』の衝撃が忘れられず…
同じ監督さん(ウィシット・サーサナティヤン)の作品
『シチズン・ドッグ』を観に。


最初から指を切り落としたり、指違いの友人が出てきたり、
なぜかミュージカル調だったのには驚きました。
うかうかしていると、
現実世界に置いてけぼりにされそうになります。


ただ少し期待していたものと違いました。CG多くて。
この人のCGの使い方は好きなのですが、
『怪盗〜』の時の方が面白かったです。
前作はCGっていうか・・・風景が絵だったりしましたからね。


タイ映画には今後も期待しています。
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2008年07月05日

大人騙し


たまに封切り映画を観にいくと、人の多さにびっくりです。
『アフタースクール』観に行きました。
『運命じゃない人』の内田けんじ監督作品。


前作は何も知らずに観に行った為、
企みのままにひっかけられていましたが、
今回は「内田監督だから…」と
最初から落とし穴にはまる心づもり。

内田監督はシーンにカメラを残していくで、
どれもこれもが罠なのではないかと疑ってしまいます。
でも、本当の罠はもっと別の形で用意されていて…。
結局、構えているかどうかに関係なく
思いっきりひっかかってしまっています。


監督自体の知名度が上がってしまい、
役者も有名どころで固めていたので、ひょっとしたら
小気味よさが減ってしまうかなぁという懸念があったのですが
頭のいい脚本家さんでもあるので
そこはあまり気にならなかったです。
ただ、やっぱり小回りが効いている前作の方が
スカっと度は高かったですが。



この人の企みを、すべて見つけて「わかる」ようになるには
何度も観るしかないのだろうな。
何度観ても楽しめる映画だとは思いますが。
でも、ひとつひとつの紐解きの衝撃はきっと
初回が一番大きいです。
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2008年07月04日

この作品が組まれていなければ喜重特集じゃないし、
この作品を観にいかなければ私じゃありません。

私なので、行きました。
『さらば夏の光』


世界地図を歩くシーン
すれ違うシーン
再会のシーン
口紅のシーン

最初に観たときからこの映画はいくつもの場面を
心にひっかけて流れていきます。

ほぼ二人しかいないのに、
会話や動きというより言葉と空気で進んでいく。
最初に観たのがこれだったから、あまり気がつかなかったけれど
喜重映画の中でもかなり詩的で、
ヨーロッパ的・ロマンチックな質を持っている作品だと。
それでいて地名・ナガサキが核にある。
"核"…。
本質というのに近い意味で使った言葉だけれど、
文字にするとナガサキと別のところでつながりますね。
夏の光もすぐそこまでやってきています。



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2008年07月03日

ベビースター


パスカルズライブ@吉祥寺スターパインズカフェ


理想的な姿と動きと声の赤ん坊の近くで立ち見。
泣き声とまざったパスカルズの音は更に楽器的でした。


今回はタロウさんに釘付けでした。釘付けといっても、
やっぱり他のメンバーにも魅せられてしまう様な
浮気心ですが、いいかげんな打ち方をした釘ではないんです。


この日はなんと逆子生まれな石川さんのお誕生日当日!
三木さんも翌日だったとか。
虫取り網をふりまわしたり、
エゴロジーなゴミ袋衣装を身に纏ったり、
荘厳なテノールでバースデーソング(即興)を歌ったりと
相変わらずサービス精神旺盛な石川さん。


知久さんが「しょぼたま」の超一時的復活ライブの告知をしたとき、
「チケット取れなかったって声が聞きたい!」と
石川さんが半ばふざけて仰ってました。
もしかしたら取れないかも…という不安くらいはありましたが
まさか6分で完売してしまうとは…。
涙も出ません。
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