2008年03月30日

坊主はよいこだ


『犯された白衣』『性賊』
若松特集も、最後。

前回もだったのですが、本当は3本観れました。
が、若松作品は2本で限界です。

どちらかというと、
唐十郎さん主演の『犯された〜』が目当てでしたが、
『性賊』のが好みでした。
後に無印良品をプロデュースする、秋山未痴汚さんが
出てますしね。


『犯された〜』は意外に出演者が少なかったです。
最後の子守歌が
今回の特集で最初に観た『胎児が〜』の「てるてる坊主」と
不思議にリンクした感覚でした。
やっぱりけだるい。
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2008年03月29日

炎のチェロリスト

坂本弘道さん「蝶と骨と虹と、坂本弘道独演〜野外特設木製ドーム篇」@木場公園


今回の公演のうたい文句が
「炎のチェロリストが野に放つ、衝撃の一夜!」
なんですが、
この中に誇張は一切含まれていないことをお伝えいたします。
むしろ、過少なくらいかもしれません。


基本的には、明大前の「蝶と骨と虹と、」の規模が大きい版でした。
あずき、鉛筆、日めくりカレンダ…。
しかしゲストがあって、白崎映美さん、遠藤ミチロウさん、
芥川賞受賞者の川上未映子さん。
またダンスもありました。
公園に大きなテント張って、
入る前から異様な雰囲気。
この日はいろいろオカシナことが起こりました。

眠りこけて電車を6駅乗り過ごしてしまうし、
妖気の薄かったはずの桜がいろんな意味で満開になるし、
強風吹き荒れるし、
最後にチェロ燃やしちゃうし。
ガソリン垂らして、燃やしてしまうし!

さすがに世界のサカモトなので
動員数も半端じゃなかったです。
知久さんもいたし、話によると川口さんもGさんも来ていたとか。
三木黄太さんは、
かなり働いていました…。
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2008年03月27日

このらいおんおいらのこ

石川浩司さんライブ@マンダラ2

石川さんとは四半世紀のお付き合い・山下由さんと
石川さんのライブ。
サポートにいろいろな方々。メリィさんもいました。

途中から入り、席も選べるくらいには空いていたのですが
なぜかメリィさんの見づらい位置に座ってしまい
後悔先に立たずの図。


石川さんソロは久々でした。
相変わらず、舞台的。
「学校にまにあわない」即興部では
乱入してきた山下さんと
「だってしょうがないよ、なりゆきだもん」の行為…。

山下さんとの思い出回顧の中には
「そして俺は、山下以外の人間とバンドを組み、成功した」
の言もありましたが、
結局はこんな風に、かなり楽しそうに一緒に過ごしています。


メリィさんは「普通に」スカート姿が艶めかしく。
お子さんも二匹ほど連れてました。
「このライオン、おいらの子」は回文らしいですよ。


石川さんはタイ・チェンマイにおいて
フェロモン鉄道と化してきたそうで、
客席を巻き込み、脇の臭いを嗅がせていました。
「良い臭い!」とまさかの大絶賛。
疑わしい人は、mixiで「石川浩司 フェロモン」で
調べると
何人かタイで一緒だった友人が
日記に書いてるのに当たるとか、当たらないとか…。
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2008年03月26日

けど、でも、




今年も観にいけました。
ユーリ・ノルシュテイン作品集。
内容は…
『ケルジェネツの戦い』『25日−最初の日』
『狐と兎』『あおさぎと鶴』『霧の中のハリネズミ』
そして『話の話』

ライオンの砂糖CMがなかったのだけ残念でした。
(これは去年も同じように残念がってて、
さらにDVD購入時も残念だったことです。)


DVDを買っても、じつは家では一回も観ていません。
映画館で観るのが、自然で
それが難しくなったときに、DVDの出番が来るのかもしれません。
わたしのDVD購入行為なんていつもそんなものかも。


『話の話』を観ていて、
ふと、思い出しました。
5〜6年前からこのアニメには上映時に字幕が付いていて、
新聞に書かれていることとか、オオカミの歌う子守唄の意味が
わかるようになっていますが
小さい頃から、ほんの5〜6年前までは
字幕なんて付いておらず、意味不明のロシア語で観ていたのでした。

台詞が多いわけではないけれど
日本語字幕で「わかってしまった」ことがあって
ロシア(旧ソ連)人はもちろん、
意味をわかった上で観ているのであって
ノルシュテイン自身も、字幕が付かないことを前提にしているわけでは
絶対にないのでしょうけれど
けど、
でも。

はじめに字幕がついたときは、
「わかってしまった」ことが随分とショックでした。
翻訳は、とても良いものなのですが
けど、
でも。


字幕つきで観ることに慣れてしまい
こんな想いはずっと忘れていました。
もう慣れてしまったので、ショックは跡かたも、無いのですが
けど、
でも、
こんな想いを持ってたということだけ
思い出してしまいました。
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2008年03月23日

ゆけゆけ未痴汚、秋山道男



二日続けて、若松特集。
『ゆけゆけ二度目の処女』『性輪廻 死にたい女』

どちらも詩的で、素晴らしい。
構図とか、構成とか、脚本とかが
絶妙のタイミングで入り込んできます。
この「絶妙」は、テンポが良いって意味とは違くて、
ものすごくぎりぎりのところの間合いです。
面白い。

『性輪廻〜』は、喜重の『樹氷のよろめき』を彷彿とさせました。
話は全然違うし、撮り方も似てないのですが、
雪の中に立つ呆然とした男女の姿っていうのは
ああいったイメージで共通するのでしょうか。


『ゆけゆけ〜』で主演だった秋山未痴汚さんは
また別の日に観た作品にも出ていて、
どうしても「きちんとした」役者とは思えなかったものの
個人的には気に入る存在で、
現代では決して出会うことはないだろうという予測のもと
この時代の、なんだかいい味だしてる青年、という
印象をもって過ごしていたら、衝撃の事実。

読んでませんが、たぶんこの本に書かれているどんなことよりも
不思議な事実。




無印良品、プロデュース…?
もと未痴汚、いま道男。
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2008年03月22日

明日も、天気じゃなく。


若松孝二特集へ。

まず『鉛の墓標』『胎児が密猟するとき』


『鉛の〜』は、恐らく相当初期の作品だったのでしょう。
身構えていたよりもかなり観やすかったです。
「若松じゃない」と言われれば、信じてしまいそうな…。

主人公のチンピラが早速にも「ポリ公」なんて言葉を吐くもんで、
VS警察(国家権力)をストレートに出す話かと思いきや
もっと内省的というか、
「同じ穴の貉」の空しい輪廻が描かれていました。

はじめの方の話の運びがちょっと『白昼の襲撃』を思い出させました。
『白昼〜』のが、個人的には好みでしたが。(森さんとか…。)


『胎児〜』は、
途中こっくりしてしまってきちんと観られなかったのですが、
うーん、けだるい、空気。
ラストの「てるてる坊主」のトーンがものすごくしっくりきて、
この度の若松特集は、いつ観にいっても

てるてる坊主が首くくられて、吊るされて、
それでも明日はやっぱり曇天、みたいなけだるさ
と、帰り道がいつも一緒でした。
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2008年03月20日

滲色

ミゾグチ堪能週間後編。

『残菊物語』『山椒大夫』


『残菊〜』は2時間半くらいの大作だったのですが
全然長く感じませんでした。
ドラマ性の高い、こみあげる作品で、
熱い涙をこぼさずにはいられません。
先日観た『近松物語』『雨月物語』も、これも
どれもまんまるなハッピーエンドではないのに
溢れんばかりに満たされていくのはどういうことでしょう。





『山椒〜』は鴎外の小説では読んだことがありまして、
同じ原作を別の表現者がそれぞれ作っているわけだから、
どこが違う、というのを言うのに何の意味もないのですが、
鴎外の小説でしか読んだことがなかった為
どうしても小説を思い出し思い出しながら観ていってしまいました。

最後の最後が、
たしか鴎外版だと名前を呼ぶ所で終わっていたと
記憶していたのですが
溝口版だともうちょっとじっくり撮っています。
どっちもどっちも、よいものです。
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2008年03月16日

EL FLAMENCO

「Tiny Adventure with Strings vol.12」@吉祥寺マンダラ2


今年も待ってました、の酒井さんwith Stringsライブ。
忙しさを言い訳に足を運ばなかった時期もありますが、
やっぱり、なるべく行くようにしないと。


対バンが八木啓代さんという、
中南米の曲を歌ってらっしゃる方で
この方がそりゃあもうかっこよかったです。
もともと中南米の音楽は好きなのですが、普段はブラジルに
傾いているので、
ペルー、ボリビア、アルゼンチン、メキシコ…
いろんな国の音楽、聴けてよかったです。

そして、おしゃべりも上手で
歴史や文化、曲の解説、どの話も知的好奇心を刺激する
楽しいお話でした。
カストロとネルソン・マンデラにふりまわされたことのある、
スケールの大きい女性。

八木さんステージでは、
小林智詠さんという方がギターを担当していたのですが
彼のおかげで、
自分がフラメンコ・ギターが好きだと思いだせました。
中学のときに偶然手にしたフラメンコ・ギターのCD、
MDに録音したはずだけど、どこにいっただろう?とか、
ステファン・ランビエールのフラメンコプログラム
もうすぐテレビでまた観れるはずだ、わくわく、とかで
あ、やっぱり私はフラメンコ聴くのが観るのが好きなはずだから
今度CD屋さん行ったら見てみよう、と。
小林さんのCDも、探してみよう、と。


「六月の雨の夜、チルチルミチルは」から始まった
酒井さんステージももちろん圧巻で、
曲が増えてきたことによって大好きな「セプテンバー」が
聴けなかったのだけ残念でしたが
新しいレパートリーに「プカプカ」が加わってたり
水谷さんが(坂本さんの影響を受けて?)おおはしゃぎだったり
向島さんがおしゃべりしたり
坂本さんが火花散らし過ぎていつの間にかおいてけぼりになってたり
楽しいことは満載でした。

あと、酒井さんのMCが、
ツボにはまりました。
マチュピチュと登山列車とタンゴを習ってた話と
次の曲の関連性がさっぱりの、鬼怒さん的ラビリンス。
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ハナレ

ミゾグチ堪能週間。
某映画館で小特集をやってくれたので、観に行くことに。
まずは『近松物語』『雨月物語』


引いたカメラの魅力を思い知りました。ええ。
かつてテレビで三輪明宏さんが、
「最近のカメラはアップばかりで品がない!」と
怒ってる姿を見たことがあります。
その時は、私がわりかし、極端なクローズ・アップも
好んでいることもあって、
今一つ趣旨がピンときてなかったのですが、
あぁ、この溝口の長回しといったら!


特に時代劇には効果的ですね。
全体を映すからこそ、姿勢や足の運び、距離感までが問われる。
監督の構築する劇間、
役者の演技がすべてあらわになってしまう。


あと、最初に『雨月物語』を観た時も
具足を買い求める男とその妻の〈逃げる・追う〉のシーンは非常に
印象的だったのですが、
今回二本観ることで、
こういうのも長回しの効果で。そう気付いて。
溝口はやっぱり上手いんだ、なぁ。はぁ。溜息。

とにかく、運動するキャメラ、運動を捉えるキャメラ。


役者も良かったです。
香川京子さんと長谷川一夫さんは、清らかに色っぽいし、
京マチ子さんは、歯の形まで完璧。
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2008年03月11日

できそこないの出来杉君


松倉如子さんライブ@吉祥寺 曼荼羅


急遽行くことにした、松倉さんライブ。
勝さんもいます。


勝さんがエレキギターでした。
しかしノイズが止まらず、開演までしばし待つ。

ジャケットなんか着ちゃって、
帽子なんか被っちゃって、
伊達男の勝さん。
あったかセーター着込んで、かわいらしかったです。
松倉さんのワンピースもかわい。
鳥さんみたいな髪型して、
やっぱり舞台にあがるひとだなと感じましたよ。
宙にうかんで、
そして
ひらがなでうたえるひとでもあって、
それは
とてもすてきであると。


で、この日は三上寛さんも出てらして。
初めて観たのですが、
妖怪みたいな可愛さを持ってる方でした。
そして、畸形。テラヤマ風。
石川さんが影響を受けた、というのに合点がいきます。
少しこわくて
とてもかなしい。




「つかっちゃいけない」言葉なのでしょうが、
畸形って、不具って、
「足りない」か「多い」か、どちらかが殆どなのだといいます。
ダウン症の子は、染色体が「普通」の人より一本多いのだとか。

彼等はデキソコナイなのか、
デキスギ君なのか。
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2008年03月09日

自分勝手なろくでなし



今年も、吉田喜重を追っかける私です。
弱冠27歳のデビュー作、『ろくでなし』


ラストシーンがゴダールの『勝手にしやがれ』
オマージュになってる、というのは有名な話ですが
そこのところをすこんと忘れていても、
たとえ知らなかったとしても、
観るとたしかに納得です。



かつて映画論を少し習っていたにも関わらず
「ヌーベル・ヴァーグ」のきちんとした意味を理解していない私は
いつも「なんとなく」でヌーベル・ヴァーグを感じているのですが
今回もヌーベル・ヴァーグを感じ取りました。
きっとどこかの誰かが
この感覚を既に、言葉でもって的確に捉えられているのでしょう。
それを早く身につけたいような、
もうちょっと感覚遊びを続けていたいような…。


最初の作品、ということもあるのでしょうが、
今まで観てきた作品と違って感じられたのが
「役」の存在感でした。
喜重映画においては、
岡田茉莉子さんをもってしても、
出てくるのは「男」「女」という記号的な存在。
『秋津温泉』は岡田さんの映画だと思う、と前に書きました。
それに何より、あれは原作ものなのですが、
でも『秋津温泉』でさえ、
吉田監督が撮ってるのは「男」「女」「時間」という
くくりだったよう感じられます。

ですが、今回は観方によっては、
「役」で「物語」を追えるようになってます。
デビュー作だから、そういうふうになっているのかもしれません。
別に、だからといって嫌いなわけではないし
そもそもこんな感覚が浅くて甘い、
未熟なものなのかもしれないのですが。


しかし、27歳の作品とは…。
年齢を出すことは無意味です。
けど、27歳の…。
私も、とりあえずは自分のために
何かしないといけないんじゃないか、と
焦ってきます。
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2008年03月08日

世界‐Shijie‐

われらが王家衛2本立て。




『花様年華』は数回目ですが、
映画館で観るのは最初のと2回目です。
もう6〜7年も前のことになりますが
最初に観た日、風邪気味で、それもあって
リンパがちょっと腫れたような、あつぼったい印象を持ちました。
今回も、暖かさ油断から少しだけ疲れた体で観ていて
状況が似通っていたからこそ、当時観れなかったことも観れた気がします。

すべて美しくて、
完璧な作品。




『ブエノスアイレス』は初。
レスリー・チャンとトニー・レオンが主役の作品、と思ってましたが
作品は、殆どがトニーの視点。
でもそれでも、レスリーの映画かもしれません。

結局優しくしてしまうトニーと、
理由というほど救われるものを持たずに、
感情が拳や言葉や涙で溢れてしまうレスリー。
大胆な繊細さがあって、こういう作品には弱いです、私。

チャン・チェンさんがこんなに前から出ていたとは知りませんでした。
仕立て屋の時の方がぐっと色っぽくなっていますが。
カメラやタンゴなぞは、『花様年華』に通ずる所がある作品ですが、
チャンさんのシーンからは、
むしろ『恋する惑星』『天使の涙』の系譜が感じられました。



2本の作品を観て、
トニーはごはんを食べるのが上手だな、と感じました。
かきこんでも、綺麗なんです。
餃子を食べる姿は、世界一美しいかも。

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2008年03月02日

近頃なぜかチャーミング


テレビ作品ですが、岡本喜八監督。
『着ながし奉行』

『近頃なぜかチャールストン』で感じた、
脚本の構成力はここにも健在でした。
放蕩侍が、ある日突然お奉行に。
陳腐化されてしまったといえばそれまでですが、
でもこの設定ってチャーミングですよな。
仲代さんがこの奉行役をやっていたのですが
やっぱりチャーミングでした。


大悟さんも、
これまで観た作品の中では最も「ポイント」となってる役でした。
仲代さんに「兄弟」の確認をしてもらって感動しちゃうとこなんて、
本当にチャーミング。


澱山さんもチャーミングでした。
髷のある頭はちょっと違和感でしたが
仲代さんに手を洗うよう諭しておきながら自分は…なとこも含め
チャーミング、チャーミング。


書記役の天本君ももちろんチャーミング。
掛け合いが何度も何度も繰り返されて、
脚本構成力の高さを窺える一端なんですな。


森さんは、チャーミングとは違いましたが
あの意味不明なしゃがれ声といでたちに、
出てきただけで観客の笑いをとっていました。
他の人がやればただの真面目な役なんでしょうが、
こういうところも、喜八流エンタテイメントなんでしょうな。
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2008年03月01日

それでもキミはなってない



テレビでやっていたので、観た人も多いかと。
『それでもボクはやってない』


評判はいいみたいですが
作品の完成度としても個人的な好みとしても
良くない。
そう、思いました。感想として。

テレビ版だからある程度カットされちゃってるのだろうし
カットされてるところに
「緻密な調査」が反映されてるのかもしれませんが
それでも、それでもキミはなってないですよ、周防さん。
『Shall we ダンス?』のが、ずっと面白かったですよ…。


まず、やたらめったらに役者を置き過ぎている。
彼等の言葉もまんま「台詞」という感じで、
裁判シーンはともかく
常に順番こに言葉が「放り投げ」られてて、リアリティが無いし、
役者と役が合ってなかったり、
上手な役者が少なかったり。
裁判を緻密に調べたのならば、それを映画にする過程で
自分の表現をきちんと果たしてほしかったです。


リアリティが感じられないなら、じゃあ演出は、というと
こちらもいまいち。
カメラワークも、中途半端です。


観る前、
ドキュメンタリーに近い形を勝手に期待していました。
けれどそうなってなくて、その時点ですこし残念だったのですが、
これまでの周防作品みたいな、
遊び心さえ少なかった。
シリアスなテーマだから避けたのかもしれませんが、
それにしては踏ん切りが悪くて。
遊んだって、シリアスな作品はできるはずですよ。
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近頃なぜかチャールストン




記事の更新がままなってないということからも来てますが
最近、記事タイトルをきちんと考えられていない。
そんなところに期待をしてる人はいないだろうし
これまでのタイトルが良かったかという問題が別にあるのですが、
自分の中では、由々しき問題。
でも、映画のタイトルがここまで完成してると
太刀打ちは不可能となります。


独り言でした。
岡本喜八監督、『近頃なぜかチャールストン』を観に行きました。


面白かった、
すごく面白かったです。
「ヤマタイ国」のメンバーはもう完璧ですね。
カメラも
音楽も
というかもう、どれがってわざわざ指摘できないくらいにどれも。

田中邦衛はいい役者なんだと改めて気付きました。
森さんも、ダンスいちばん上手でしたな。
澱山さんや、他の役者さんも皆よろし。

ひとつひとつのセリフもなんですが、
全体的な構成もよくて
質の高いミステリにもなってます。
脚本力の優れていること。


こういうの観てると
現代への期待なんてどうでもよくすらなってきます。
かつて、ここまでのものがあって
それをこうして、新たに「発見」できる間は
それで充分満足ですから。
posted by Cui at 00:00| Comment(1) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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