2007年11月28日

オ パキャマラド


フランス語やってる方はご存知かもしれませんが…
童謡「クラリネットをこわしちゃった」の
「オ パキャマラド」は「Au Pas Camarades」らしいですね。


何故そんなことを調べる気になったか、
それはこのライブに行ったからでした。


水谷浩章3Days 2日目・柳原陽一郎 and phonolite @新宿PIT INN

今年もあった、11月ピットインでの水谷さん3DAYS。
で、今年もやなちゃんの回に行ってきました。


「ウシはなんでも知っている」レコ発に近かったのですが、
やなちゃんのライブに行ってると言うよりは、
水谷さんイベントに行ってる、という感じがしました。
サポートやメンバーとしての水谷さんの姿は何度も観てきているけれど、
こうしてメインとしているのは何だか新鮮で、
これを感じたいひとたちが年に一度ここに来ているのだろうな。


phonoliteはジャズを得意としている人が多いようだけれど、
バンドというよりはオーケストラとして存在している感じ。
で、観ていて思ったのですが、
オーケストラというのは
やっぱりセクション毎で仲が良かったりするのかな。
弦(ヴァイオリン他)隊、ホーン(トロンボーン、クラリネット、サックス他)隊、リズム(コントラバス、ドラム)隊…、
ひとつのオーケストラの中にも、
やっぱり特に息が合わなきゃいけないところがあるのかな、と。ふと。


ホーンセクションの御三方(松風さん、竹野さん、松本さん)にうっとり。
そうそう、ここでホーン系に心を奪われて、
「クラリネットをこわしちゃった」を思い出したわけです。
多くの人にとって、一番身近なクラリネットってあの曲なのではないかな。


で、「オ パキャマラド」は「Au Pas Camarades」らしいのです。
意味は、「さぁ皆で足並み揃えて!」みたいな感じ。
あれは行進歌だったのですね。


意気揚揚とした行進とは違うけれど、
息はさすがに合ってます、phonolite。


次はもっとギターの中牟礼さんを観やすいとこに座ろう。
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2007年11月25日

BBくらげの夢は夜ひらく

和製ブリジット・バルドーと呼ばれていたらしいです。
増村映画で最初に観るつもりだったんですけど。
渥美マリさん。
『可愛い悪魔 いいものあげる』という映画を観ました。
「可愛い悪魔」って作品がバルドーものであったらしいですね。


芸者のもとで育った娘が、
青春を捨て、恋人と別れ、
バーのマダムになるという夢を叶えていく、お話。


別に悪魔ではないし、身を犠牲にして云々…という
陰惨な空気もありませんでした。
大映の伝説的な肉体派女優というイメージだったのですが
ずっと健康的な印象。劇中脱いでませんしね。
増村作品や軟体動物シリーズで観ていないから、
これだけで判断はできないのでしょうけど。


作品自体がなんだかイマイチでしたな。
恋人も含め、役の存在がそれぞれ中途半端ですし、
話もどこへいくのかよくわからなくなってしまったし、
画面に凝っているわけでもないし、
安っぽくなってしまっていました。


ところで映画では、「いいものあげる」という曲が
最後になってようやく歌われます。
「可愛い悪魔」という曲もあるらしいのですが、
これについては劇中流れていたかどうか…
ただ一つ言えるのは、
映画で一番歌われていたのは何故か、
藤圭子さんの「圭子の夢は夜ひらく」でした。


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2007年11月23日

まどろみウェスタン


『皆殺しのスキャット』
まんまガンマンっぽいタイトルです。
ガンマン・松方弘樹と殺し屋・峰岸徹(何故かウェスタンルック)が若い。


殆ど眠ってしまって、
しかも要所要所にうまいこと目を覚ましたので
話だけはつながっているという最悪な観方をしてしまいました。
すみません。

あ、でも、カメラに癖があったのだけは覚えています。
上手いというか、こんな風に撮りたい、という気持ちがあるカメラ。

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2007年11月19日

駆込台所

Kitchenワンマンライブ@吉祥寺 曼荼羅


向かうのが遅れたのと電車が止まったのとで
間に合う可能性など微塵ほども感じずに行きました。
実は初めて曼荼羅。
マンダラグループのライブハウス、ようやく全部行ったことになります。


間に合う可能性など微塵ほども感じずに行ったので
吉祥寺についてまもなく、
溝口さんに声をかけられたときはびっくりしました。
しかし間に合う可能性など微塵ほども感じずに行ったもので
前半/後半の間の休憩中か、うまくいけばオープニングアクトで
誰か出ていて、その間ちょっと外の風を吸っているのかしらん、と。
で、間に合う可能性など微塵ほども感じずに行った私は
ついつい「もう始まってますか?」などと訊いてしまいました。
しかも「キッチンもう始まってるよー!」と溝口さんが
のっかってしまったので、小走りで入口へ。

そしたらまだ始まってすらいなかったらしく…。
開演時間は調べておくものです。


さてライブ。
4thアルバム『Sun Sun Sun』レコ発ワンマン。
キッチンのワンマンて珍しいと思ったら、初ワンマンだったみたいです。

安宅さんとBICさんがいつの間にやら抜けてしまっていたらしいのですが
ベースとドラムが代わりに入っていました。
ドラムはイトケンさん。
比較的普通にドラムを叩いていましたな。


ワンマンということだからか、
1stアルバムからの曲もいくつか。
「辻音楽師の灯」なんかは、
ベースがいることでライブでもできるようになったのだろうな。


楽しかったです。
キッチンはいつも7〜8曲しか聴けないのですが
20数曲やった今回も、ちっとも長く感じませんでした。
だんだん緊張のとけていくゆかりちゃん。
ビール飲んで赤ら顔なものの、
いつになく真面目な空気も漂わせる溝口さん。

アンコールで「珈琲」が久々に聴けて嬉しかったなぁ。


ライブはじまってわりとすぐの溝口さんのMC。
「さっき外にいたら、走ってきたお客さんに
゛キッチンもう始まってますか!?"って訊かれて
 びっくりしちゃったよ、キッチンもう始まってるのかなって」

…私だ。
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2007年11月17日

イデオロギーは鳴く




数年前、ちらりと観せてもらった『無防備都市ローマ』に大きなショックを受けたもので
名前だけ知っていた『ドイツ零年』が同じ監督と知ったとき
興味はすぐさま私の手を伸ばさせたのです。ビデオ屋さんで。


映画のはじまりは、監督(?)の独白。
人々はキリスト教的道徳心を失ってはならない、
イデオロギーは幼い少年の心までも蝕んでしまう
という警鐘が鳴らされていました。
私の個人的な考えを述べさせてもらえば、
宗教というのも充分イデオロギーとして
政治的な企てのもとで働いてしまい得ると思うのですが…
まぁそれは置いといて。


終戦後のドイツの混乱。
主が病気のある一家。
最後まで部隊で戦った兄は
戦犯として捕らわれるのを恐れて働かない、
姉は外国人の相手をしてお金を稼ぐ。
末っ子の少年はある日、昔の教師に会い
ヒトラーの演説レコードを売る仕事を頼まれる。


イデオロギーがそうして出てきて
少年が壊れていってしまうのですが、
ナチス精神の批判というよりは、イデオロギー批判。
80分にも満たないような短い作品でしたが
イデオロギーと戦争と倫理を語ってます。
ネオレアリズモ時代の監督は
同時に思想家でもあったのだなぁ。


ドイツが舞台ですが、全編イタリア語。
レアリズモのくせに、という、この食違い。
水を差す、ナンセンスな感想だとはわかっているのですが、
言葉も大事ですからね。
なので、今度は『無防備都市ローマ』を通してちゃんと観たいです。


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2007年11月10日

女囚さそり



数年前に予告を観せてもらい、
これはいつか観なきゃなぁと思っていました。
『女囚701号 さそり』
梶芽衣子さんと「怨み節」は知っていたけれど、
この映画のものだったとは。


映画としても非常に面白かったです!
カメラや、斬新な演出が光ってました。スゴイ!!
劇中、さそりの「さ」の字も出なかったのにも驚きましたが。


心底愛した刑事(夏八木さん。かっこいいです。)
にはめられて、復讐心のみに生きるさそり。
刑務所での拷問や、それに対するさそりの
(あんまり平等ではない)やり返し。
そうそう、暴力団にしても看守にしても女囚にしても、
私刑を下す時はとりあえず服を破りますね。
70年代ここにあり!
黒衣のさそりもお洒落で綺麗でした。
70年代、ここにあり!



面白さが今ひとつ伝えきれなくて、口惜しいのですが、
とりあえず、おすすめです。
見どころはさそりの復讐(×2)と、そのきっかけと、
お風呂場の三原葉子さんと、アバレ。
あと、DVDだったら予告も必見です。
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パリ、シャガール

シャガール展@上野の森美術館

ムンク展を出たら、ポスターを見かけたのでついでに。
土中から突然天空へ。蝉より早いかもしれない。


シャガールの絵と、シャガールを写した写真でした。
いい顔をしています。
あんなにもカラフルなのに、絵を描く姿をモノクロ写真で撮られても
まったく自然であらしゃいます。


おそらく、晩年の作品が多かったのじゃないかな。
個人的には、シャガールの奥様は初めの奥様なのですが、
写真に写ってたのは二番目の奥様でした。
はじめの頃のシャガールの絵も観たかったな。


聖書の絵なんぞも描いていましたが、
宗教心というものは前面に出ず。
あくまでも、モチーフとして聖書を扱っているように感じました。
シャガールがもしも敬虔なクリスチャンだったらゴメンナサイですが。
(でも、違うような気がします。どうしても。)


シャガールは好きだから、楽しめたけれど
残念ながらここの美術館が私の好みとは外れてました。
建物も、展示方法も、働く人も…。
いつか、パリでシャガールに会いたいです。
ふわりと浮かぶ、その背景も、
東京タワーよりエッフェル塔でしょ。
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叫びの生命線

ムンク展@国立西洋美術館


いま、一番座ることの多い席に
ムンクの「叫び」(版画バージョン)を貼っている為、
わたしはムンク展に行かねばならぬのだという心持でした。
まぁ、貼ってなくても行ったのですが。


土曜日に美術館。
語呂もよくないし、敬遠してたのですが
平日行けそうにもなかったので土曜日に美術館行ってきました。

でも、画家の知名度のわりには空いてましたね。
残念ながら「叫び」や「思春期」は来ていなかったのですが
そういう事情もあって人ごみにならずに済んだのかもしれません。
あと、雨。
雨の日に美術館、は比較的しっくりきます。


家族の絵が好きでした。
うつ病の妹の絵、結核の姉の絵。
ムンクの版画が好きなので、
もうちょっと版画も置いてくれたらもっと嬉しかったですな。


ムンクの絶望に共感するつもりで行ったのですが、
意外や意外、
ムンクって実は、生命力が強そうだなぁとも考えてしまいました。

土くさくてどん底で、不安で不安で不安なムンクも
もちろん見出せたのですが、
でも、どこかに太いものがある。
不安が彼の生命力の支えとなっていたのかな。
(私にそういうところがあるので、そうだったら嬉しい。)

席につき、そのミステリーの答えを
視線の先のムンクに問いただそうとしても、
彼はいつも目をそらして、叫んでいるだけなのです。

sakebi.jpg
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2007年11月09日

Spiklenci slasri

二回目です。




といっても初めましてのときは眠りの時間が長かったので
今回もほぼ一回目ですが。
ヤン・シュヴァンクマイエルの『悦楽共犯者』


こんなに入り組んでいた作品だったんですね…
『ファウスト』『ルナシー』のような
空間的時間的観念的パラドクスが。カオスが。あぁー。
そして、シツコイ。
「執拗」ってこういうものを指すのだろうけれど、
普段「執拗」って言葉を使う場合、
きっとここまでカバーしきれていないはずです。


声がないというわけではないのですが、台詞はないです。
脳内にもコトバはないのではないかと思うくらい
ただ体を、規則的、あるいは宿命的に動かす6人。


これを観ると無性に創りたくなります。
粘土はまだ家にあったはず。
創りかけの鞄があったはず。
「日曜日に」のメモを待たずして、
私の週末の過ごし方は決まりました。
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2007年11月07日

7日遅れのハロウィン

「Tiny Adventure with Strings vol.10」@吉祥寺マンダラ2

やってきました。待ってましたの酒井俊さんwith Stringsライブ。
間に合わないかとも危ぶまれましたが、大丈夫でした。


行く度行く度、
「舞台みたい」
「ミュージカルみたい」
「それも本場の」
と思い、この言葉だけでは語り尽くせない圧倒があるのですが
今回ももちろんでした。
更に今回に関して云えば、
向島さんも水谷さんも坂本さんも主演でした。
酒井さんの歌やステージそのものを盛り立ててるだけに留まらず
3人も全体によって引き立てられていました。


そういえば、友部正人さんの
「6月の夜、チルチルミチルは」も歌っていました。
いつも歌ってくれる、遠藤賢司さんの「ミルクティー」、
北原ミレイさんの「ざんげの値打ちもない」、
坂本さんが文字通り炸裂する、「フニクリ・フニクラ」…。
どんな曲でも、酒井さんのものにしてしまえるのがすごい。
新しいオリジナルとも言えるアレンジがすごい。
日本語詞なのに外国映画を思わせるのがすごい。




「セプテンバー」の坂本さんのベースチェロにも頬が痛くなりました。
水谷さんは坂本さんに触発されてか
いつになく気合入りまくり。パフォーマンス豊か。
向島さんのバイオリンは全然嫌味がないです。
女性の弾くバイオリンてちょっと苦手なはずなのですが、
向島さんと、最近お空へ行ってしまったHONZIさんのバイオリンは
むしろ大好き。


魔女のような笑顔を見せる酒井さんと、
アドベンチャーを一緒につくる弦3人。
お菓子ならば差し上げます。
また来月もいたずらしに来てくださいな。
posted by Cui at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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