2006年12月31日

2006年映画の旅路

今年もやります、
「今年観た映画ベスト10」。
制約はやっぱり、
・今年初めて観た映画であること
・一監督一作品

あんまり厳密な順位はありませんが、
でも一応、こういう並びになりました↓
ではどうぞ。



位置情報『煉獄エロイカ』 吉田喜重/1970/日本
位置情報『ざくろの色』 セルゲイ・パラジャーノフ/1971/アルメニア
位置情報『ファウスト』 ヤン・シュヴァンクマイエル/1994/チェコ

『心中天網島』 篠田正浩/1969/日本
『りんごのお姫様』 ブジェチスラフ・ポヤル/1971/チェコ
『殺人に関する短いフィルム』 クシシュトフ・キェシロフスキ/1988/ポーランド
『息子のまなざし』 ジャン・ピエール、リュック・ダルデンヌ/2002/ベルギー、フランス

『愛人ジュリエット』 マルセル・カルネ/1950/フランス
『家の鍵』 ジャンニ・アメリオ/2004/イタリア
『運命じゃない人』 内田けんじ/2004/日本


こんな感じです。
今年は去年に比べて映画が観れなかったかなーと
漠然と思ってましたが、数えたら大体同じでした。100本ちょい。
今年はすんなり決まった10本。
いい映画!と思えるのが多かったな、というのが感想です。
しかし、2000年以降の映画が少ないですねぇ…。


今年は、それぞれの感想が全部このブログ内におさまってるはずなので、
題名からでも興味を持った方は、私の独り言を読んでみるもよし、
無視してビデオを借りてもよし、ご自由にどうぞ。


それではみなさま、
おそばを食べて、良いお年を。
posted by Cui at 11:16| Comment(3) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年12月29日

ワンダフルライフ


何月だったか、ジャックさんと約束(?)で
「今年は是枝監督・ARATA主演の映画を観ること」
になっていたのですが、
なかなか果たせず。
けど、ようやく。

もうずっとずっと前からオススメされていたのに
観ていなかった、『ワンダフルライフ』を観ました。
「あなたは死にました。
自分の人生で一番いい思い出をひとつ選んでください、
それをできるだけ再現します。
思い出が鮮やかに蘇ったその瞬間、あちらへ行くのです。」
その、再現場みたいなとこで働いてる人たちの話。


はじめは、ドキュメンタリーっぽいというか、
そこで働く人の日常的な風景や
死んでしまった人たちの思い出話を、
感情移入させるものではなくて、淡々と撮っていってて、
「こういう映画なのかー」と思っていたら、
後半ストーリーがひょっこり出てきました。
どちらの空気も、自然な感じでよかったです。

「かっくんおじさん」こと由利徹さんが観れて嬉しかったです。
死者役の由利さんは、今はほんとにお空に住んでます。
どの思い出選んだんでしょうか。

ひとつ嬉しかったのが、画面が「暗い」こと。
照明をおさえることで、本当にリアルになっています。
今の時代劇には特に見習ってもらいたい!


私が思い出ひとつ選ぶとしたら…
わかりませんね。何を選ぶか。
けど私、この映画、
観たのが今でよかったかもしれませんよジャックさん。
あの頃みてそれっきりにしているより、
今のほうがちゃんと、考えられる気がするんです。
この映画の良さも、わからないままだったかもしれないし。

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レイトショウへようこそ


やなちゃんライブ「師走のレイトショー 最終回」@南青山マンダラ


最終回とは言え私は初参加。
今年は年越しライブの予定がないので、
代わりにやなちゃんのレイトショーへ行きました。
終電へと急ぐ人々と逆行して、24:30開演!
睡魔との戦いです。


内容は、この一年間ライブで配ったアンケート用紙にあった
「柳原陽一郎の曲で好きな曲は?」を集計して、
そのベスト20を歌っていくもの。
一部が20位から11位まで。
二部はランキングを外れて、やなちゃんの好きな曲。
三部が、10位から1位。

最終回だから?なんと、ベスト20以下、「好きな曲」に書かれた
ものを全て歌う!ということもしました。
もちろん1フレーズずつのメドレーでしたが、
この日歌ったのは、実に100曲以上。
歌うほうも聴くほうも、体力が要ります。
サービス精神旺盛な、やなちゃんならではかもしれません。


私個人の好きな曲はランキングにはあんまり反映されないの
ですが、
まぁ一年間アンケート書かなかった私が悪いのですが、
「れいこおばさんの空中遊泳」が一票もなかったというのが
ショックでした。
いいんです、「はこにわ」ワンフレーズ聴けたから、
いいんです…ぐす。
文句はありません。
そしてライブでは一回も聴いたことのない「猫をならべて」の
トップ10入りに驚きました。
カバー曲も意外でした。メジャーな曲が多くて。

「今日、決死の覚悟で来た人っているのかな?
 『ジュンコ!こんな遅くにどこいくんだ!』
 『いいでしょ!やなちゃんのライブだもん!
 ステキなひとなのよ!』とかって(笑)」
と、いきなり始めた小芝居が面白かったです。
さりげなく自分をステキと誉めているところも。


1位は会場にいる全員の予想を裏切り、「ひまわり」。
ついに「満月小唄」ではなくなりました。
2位となってしまったこの曲を、
「大事にうたわなきゃね」と言ったのが印象的でした。


レイトショーではなくすでにオールナイト。
帰り道、朝焼けがむこうに見えました。
実は会場にいるときより、帰り道のほうが辛いんですよね。
いやいや楽しかったです。
おつかれさまでした。

セットリスト
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2006年12月28日

年末ばとん


急にまいこんできたバトンやります。
思いついた答えをさくさくと答えます。
ずばり、年末バトン。
もういくつ寝るとお正月、ですね。

年末バトンを読む
posted by Cui at 10:42| Comment(5) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年12月27日

アキの通り道

台風並みの雨風があったかと思えば、
秋のような気候に逆戻り。
未来の冬って、
ひょっとしたらこんな天気なのかもしれませんね。


映画を観に行きました。
劇場へ観に行くのは多分今年最後。
アキ・カウリスマキ監督の『コントラクト・キラー』
主演はトリフォー映画などでおなじみの
ジャン・ピエール・レオー。
意外と新しい映画でした。1990年の。


解雇されてしまった男が自殺をしようとするけど
うまくいかず、殺し屋に自分を片付けるよう依頼。
『カトマンズの男』というフランス映画も似たような設定でしたが、
やっぱり雰囲気はぜんぜん違います。
カウリスマキは、カウリスマキの映画を撮ります。


なんでしょう、わりと派手なことも起こってると思うんですが、
出てくる人々は無言、無反応、無表情。
それが、カウリスマキ映画なんですよね。
淡々としていて、シュール。
絶対ヘンな人だと思うんですけれど。


人とおしゃべりをしている時、
急に、一瞬の沈黙が訪れることはありませんか。
「天使が通った」とも言うらしいのですが、
カウリスマキの映画は、あの感覚に近いです。
一気に冷静になる、あの感覚を、
90分続けてる。


これからは、ふと現れた沈黙を、
「アキが通った」と呼んでみようかな。
きっと皆、「なんで秋?」と言うだろうから、
心の中で、笑っていようかな。
posted by Cui at 14:03| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年12月21日

虫の知らせ


昨日はなんだか朝から落ち着かず、

それが、ある人の亡くなった日に感じたのと同じような違和感だったので
わたしは電話やテレビに手を触れないようにしていたのですが

予感があたってしまいました。


今日子ちゃんが、死んじゃいました。


実際亡くなったのは日曜日のようですが、
訃報を、耳にしてしまいました。


結局逢うことのできなかった今日子ちゃん。
彼女をリアルタイムで観られたのは嬉しいけれど、
これからもずっと、あのままでずっと観ていたかったんです。


奇しくも、先日観た『千夜一夜物語』は
青島幸男さんと今日子ちゃんが声優でした。
先週観に行った時はふたりとも生きていましたが、
今週になってふたりとも、いってしまいました。


逢いたい人には逢っておかなくちゃ。
コートを着て、逢いに行かなくちゃ。
好きな人はみんな、冬に亡くなってしまうから。
posted by Cui at 11:23| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年12月14日

くさったものはすぐ棄てないと。

〓????.jpg       〓[〓[.jpg

荻上直子×もたいまさこ2本立て。
『バーバー吉野』『かもめ食堂』を観てきました。


『バーバー〜』は、公開当時から気になってた映画でした。
そこに住む少年は皆、
「吉野刈」というおかっぱ頭にして「ハレルヤ」を歌い、
山の神様を祀る。
そんな伝統のある町に、東京の少年が転校してきて…というお話。

全員おかっぱ頭!というユニークな設定がある一方、
主人公グループの内訳は
「主人公・めがね・太っちょ・ちび」という王道パターン。
「東京からの転校生」は頭が良かったり。
そこは外せないんだ、とちょっと面白かったです。

結末だけをひろうと、なんだか妙に切なくて、
「心温まる〜」とは簡単に言えないんですが
吉野刈に誇りと愛情とやる気を持つ母親役のもたいさんや、
たまに登場しては暴れるケケおじさんなどもいい味で、
全体的にはハートウォーミングな印象でした。



『かもめ〜』は、
小林聡美さん、片桐はいりさん、もたいさんという
曲者ぞろいで、こちらも興味津々でした。
けど、はいりさんがいつになく普通の人の役でした。
結局、この監督さんはもたいさんが大好きなんだな。
3人の中でももたいさんは特に曲者に扱われていたし。

フィンランドで食堂が舞台で淡々とした映画、というと
アキ・カウリスマキ監督の『浮雲』を思い出します。
テレビで途中から観たので後半しか知りませんが。

が、一口に淡々としてるといっても毛色はだいぶ違って、
きっと全く同じ脚本でもこの毛色の違いはあるんだろうな、と
なんだか変な所で嬉しくなったり。
(と、思っていたらカウリスマキ監督の作品に出てた人が
『かもめ〜』にも出ていたらしいです。)



バーバー吉野にしても、かもめ食堂にしても、
チェーン店じゃなくて個人経営の店だからいいんだろうな。
内装も内容も、雰囲気も、
自分の作りたいものが直接反映されてる。

食堂では、腐ったものはすぐ棄てないといけません。
ついでに鎖も棄てて、
一歩踏み出せば数えきれないほどの個性にぶつかる、
そんな場所に、この国もなってくれればいいんですけど。
posted by Cui at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年12月11日

虫が身体に入りこむ


朝、乗った電車でくらくらくら…
貧血をおこして、周りのお年寄りの方々に心配され、
席を工面していただくという恥ずかしい事件を起こし、

昼、映画、でした。
具合がよろしくないのに映画2本、
それもアニメというのは、
愚かなことだと判っていたのですが…。


手塚治虫が代表する、「虫プロ」が敢行した、
「大人のためのアニメ」づくり。
『哀しみのベラドンナ』と、
『千夜一夜物語』を観ました。


前に、手塚治虫についての本を読んだことがあって、
そこには、
「手塚治虫は漫画(絵)による心理描写を追及した」
みたいな内容が書かれていました。
焦っている時の汗を最初に描いたのも、
手塚治虫だったかな違ったかな…。

とにかくそれを読んで、
「へぇー、手塚治虫って、テーマとか
 問題意識とか、そっちが強調されてるけど、
 漫画家としてもすごかったんだー」という
感想を持ったことを覚えています。


で、映画。
『哀しみ〜』は、絶対子供には観せられないアニメでしょうね。
美しい女の悲劇。
静止画というか、イラストレーションが多く、
「これは…アニメーションって言うのかな…」
という感じもありました。
動画もあるんですけどね。
なるほど、絵による表現者。
(絵は手塚のものとは全然違いましたが。)

観ていて、水野英子さんの『10月のセラフィーヌ』という
漫画を思い出しました。


『千夜一夜〜』は、手塚の絵っぽい感じはありました。
美術には「アンパンマン」でおなじみ、やなせたかし氏。
声優には、岸田今日子さんや、
なぜか吉行淳之介さんらもいたようです。
こちらはアニメ時々、実写。
アラビアン・ナイトって読んだことなかったのですが、
まるきり愉快痛快な話というイメージがちょっと崩れました。
いろいろ、愚かなこともやってますね。
まぁ、読んでないのですけれど。


帰ってからの体調は、やっぱり思わしくなく。
そういえば病気を引き起こすのって、
仙道では虫だったっけと思い出しました。
迂闊でした。
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2006年12月09日

一番の映画


ユーリ・ノルシュテイン作品集。
年に一度は、観ないと気がすみません。


この日は実は、昼過ぎから上映される
『くるみ割り人形』も観たくて
映画館へと向かったのですが…

最終日の土日って、侮ってはいけませんね。
今年三度目の「入れません。」…。
自分の学習能力を再び疑いました。

けど仕方がないからと、ユーリのを早めに
買うことにしたら、そちらも定員ギリギリの整理番号。
ひょっとしたら、こちらも観れなかったかもしれません。
危ない危ない。


この日は最近マイミク(mixiやってない人はわかんないか…)
になってくれた、みやぁ〜さんとお会いして、
映画を鑑賞したのでした。

ユーリの映画は人によって反応が様々で、
「ぜんっぜん、わっかんなかったよー
 寝ちゃったよー」となってしまわないか不安だったのですが、
どうやら楽しんでいただけたようで。

プログラムは、
『ケルジェネツの戦い』『25日-最初の日』
『キツネとウサギ』『あおさぎとツル』
『霧の中のハリネズミ』『話の話』

ライオンの砂糖CMがなかったのだけ残念。
デジタル機器のCMはもう、いいです…。

『話の話』はもう、何回目でしょう。
聞かれもしませんが、
「一番好きな映画は?」という質問には、
これを答えようと密かに思ってます。
一番多く観ているのはこれだし、
思い入れという面では、一番強いので。


映画終ってから、みんなでインドカレー屋さんへ。
やっぱり、チーズナンは美味しゅうございます。
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2006年12月06日

恋文

   ざくろの色.jpg


セルゲイ・パラジャーノフ様。

初めまして。といっても私はあなたに逢うことは出来ません。
あなたは既に雲の上の人ですから。
けど、こうして想いをしたためずにはいられなかったのです。

あなたの、『ざくろの色』という映画を拝見しました。
こんな赤ではないのですが。
あなたの出して見せてくれた赤は、こんなのではないのですが。


恥ずかしながら、あなたの作品を初めて観たのです。
どうしてもっと早く出逢えなかったのでしょう?
これは一目惚れでした。


詩人を扱っているからというだけでなく、
あなたの作品には詩の旋律がありました。

台詞がないというだけでなく、
バレエのようなオーラが出ていました。

どこか平面的な、絵画のようでもあって、
美術館をめぐっているようでもありました。

それでいて、あなたは、あなたさまは、
「映画」で表現していて。


わたしの好きな映画監督に、モフセン・マフマルバフさんという
方がいるのですが、
彼の作品も、ちょっとあなたと通じるものがあると思いました。
私は、映像詩人に強く惹かれるのです。


あなたは普通のひとではないし、
あなたは既に生きている人でもないけれど、
追いかけたいし近づきたい、
そう思ったのです。
お許しを。 
                 かしこ
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2006年12月05日

誰が足手まとい?

珍しく、写真というものを貼り付けてみようかと。

映画を5本観てきました。といってもうち3本は短いアニメ。

うちあけ話.jpg岸辺のふたり.jpg足手まとい.jpg


1本目は、パトリス・ルコント監督の
『親密すぎるうちあけ話』
「わーいルコントだー」と、何気なく思っていましたが
ルコント映画を劇場で観るのは数年ぶり。

やっぱり、巧いです。カメラも、空気も…。
理想というか、愛すべきものをちゃんと持ってる感じ。

ストーリーは、精神科医と間違えて
税理士の事務所へと入ってしまった女が、
気付かずに自らの夫婦生活の悩みを打ち明けていく…
というもの。
イメージしていたよりも「展開」がありました。

けどルコント映画はもうちょっと若い女性を描いたものの方が
個人的には好きなんですが。
『歓楽通り』とか。


次がアニメ。
『掃除屋トム』『お坊さんと魚』『岸辺のふたり』の3本。

トムのとお坊さんのは、まぁ特筆すべきことはあんまりないのですが、
『岸辺〜』は数年前から気になっていたので、
しっかと観ました。
なかなかよろしかったです。流れが綺麗で。
アコーディオンの音楽も◎。


最後に『恋は足手まとい』

これは…つまらなかった…!
フランス語がわかればあるいは…
いやでも、つまらないです。
ベアールの可愛さをもってしてもダメでした。
けどこれがわざわざ日本に来るというのが、
ベアール人気の象徴なんでしょうな。

こういう音楽的テンポで優れた作品といえば、
『巴里の恋愛協奏曲』です。


5本立てという響きのわりには、気軽に観れたかな。
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2006年12月04日

leavin'tonight

show wesugi The 15th anniversary LIVE [The Spoils of Rock]@渋谷O-EAST


2月にもワンマンに行ったのに、
1年で2回も上杉さんを観に、聴きに、行けるなんて。

EASTは前にも上杉さんのワンマンで行ったことがありますが、
禁煙だし、
横長のスペースなので、後ろからでも観やすいし、
私はなかなか気にいっています。


ちょっと遅めに到着したのにも関わらず、
私の後ろはみるみる人で埋まっていきました。
荷物チェックがあったり警備員がいたり、
大掛かりなライブも久しぶり。


デビュー15周年と、カバーアルバム『Spoils』発売を兼ねたライブ。

はじめ暫くは知らない曲ばかりだったんで、
やっぱりレコ発色が強めだったのかなーと思ったら、
「昼の月」「寂寥たる荒野に」
「TOY$!」「晴れた終わり」「Blindman's Buff」など、
自分の曲も続々やってくれました。
本編最後の「Same Side」は観客の大合唱だったし。
私もいつもより盛り上がりを楽しめていました。


アンコールで、「しょーがねーな、内緒だよ?」と言って
デビュー曲「寂しさは秋の色」を歌い、
「センチメンタルの時間は終わりだー!」と言って
「poo pee people」「タンゴ」「Tough Luck」などを
やって、興奮さめやらぬまま、終了。
拡声器を持ったスタッフが
「本日の公演はすべて終了いたしましたー!」
と叫んでまわるまで、アンコールの拍手は止まりませんでした。


MCも、あったんですが、
まだここには書かないほうがいいかなと思うので、割愛。
けど、「一生ついてくぅ〜!!」という観客の声に、
「ホントだぞオメーら! 一生ついてこいよ!?」と
怒鳴った上杉さんは嬉しそうだったし、
観客も喜んでいました。

あとセットリストは…
逆に教えてくれる人、大募集です。
posted by Cui at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年12月02日

下を向いて歩こう

ポオズ.jpg とはいえ、哀しかったのです。
 ヤンを観れるつもりでした。
 カードをもらえるつもりでした。

 ♪涙がこぼれないように…、と
 上を向いて歩くのは、できなかったのでした。

 で、哀しみすさぶ心のまま、同じく新宿でやっていた
 キン・シオタニ個展「ポオズ」@B GALLERY へ。
 ビームスの6階でした。



相変わらず面白い絵を描くなぁとふんふんと絵を見ていたら、
そこに「この絵はー…」と話しかけてくる人が。
よく見たら、それは、
キン・シオタニさんご本人!


あまりに急なことでびっくりしたのですが、
キンさんはそのままのトーンで長いこと話してくれました。
イラストを手がけている
月見ル君想フ(ライブハウス)のスケジュール表をくれたり、
また、いつかのポエトリーライブの話をしたら
やなちゃんや「たま」の話をしてくれたり。

どうやら知久さんとも仲がいいらしく、
やなちゃんとも知久さんともつながってるのは
俺とワタナベイビーくらいだ、みたいな話も。
そういえばベイビーの曲に、「下を向いて歩こう」っていう
曲がありました。
♪下を向いて歩こう 涙ポロポロこぼして…
♪サイフが落ちているかもしれないし…
サイフどころの騒ぎではないのでした。


買い物をしたら、絵も描いてくれたキンさん。
感謝、感謝…。
話してみてもやっぱり変な人で、
1月の、志の吉さんとのライブも行きたくなりました。

シュヴァンクマイエルの舞台挨拶を観ていたら、
キン・シオタニさんには会えなかったかも。
「運いいねー」と言ってもらえた通り、かどうかは
わかりませんが、
きっと仙人が見捨てずにいてくれたに違いありません。

びっくりしました。
けどすごく、嬉しかったのでした。
posted by Cui at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

すべてが狂ってる

何を今更、「狂気」?
な気もしてしまいました。
ヤン・シュヴァンクマイエル監督最新作、
『ルナシー』
ルナシーとは、狂気という意味らしいです。
ヤンの作品が狂ってるのは今に始まったことじゃないのに、
何を今更、「狂気」?


さてさて、観に行った、わけなのですが、
この日はなんと、昼の回にシュヴァンクマイエル御本人が
舞台挨拶に来られる、鼻血ものの日でありました。
そして毎週土日は、先着30名に
「体罰カード」が配られるとのことで…。
あわよくば両方得てしまおうという野心のもと、
初回の一時間前に着いたのですが…


世界のヤンを、なめていました。
私があさはかでした。
岩下志麻様の時と同じです。
私の学習能力はどうなっているのか。
欠如か。
皆無か。

一時間前に来たくらいで、先着30人に入れるわけもなく、
昼の舞台挨拶の席など、残っているわけもなく、
泣く泣く初回のチケットを、4番という整理番号で
手に入れたのでした。


ぎゅうぎゅうで立見をするよりは、
作品がちゃんと観れると言い聞かせて、鑑賞。


やっぱりものすごくぶっ飛んでいるというか、
グロテスクだし、脳みそを直にいじくられるような、
そんな危うさを感じる作品でした。いつも通り。
信じるということを根底から覆えされて、
お前の信じてる、それは何?それは何?と
問い詰められてしまいます。
私の持つ、「信じている」が、「盲信」じゃないと言い切れるのか。


けれど、いつもよりもテーマが解かりやすかったです。
シュヴァンクマイエル入門者にいいかも。

あと、いつもよりも「近かった」です。
いつもは、100%不条理な世界を、
露出されて、露出されて、露出されて、
観客が初めて迷い人になる、そういうものだったのが、
今作は主役の人がわりと冷静な目を持っていたというか、
いつも観客が味わう感覚を画面の中で表現していたので、
そこで一旦咀嚼されている物を
私たちが観ている、そんな気がしました。

ということで、いつものほうが断然「狂気」のような
気がしたのですが、
舞台が精神病院なんで、その関係でかなとも思うのですが、
それにしても、
何を今更、「狂気」。
ヤンが怖くて仕方ありません。
posted by Cui at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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