2006年09月30日

“Salamandre”


remuさんとの第三回オダギリファンの集い。
『パビリオン山椒魚』を観に行きました。


単純に、すかっと面白かったです。
とびきりいい映画というわけではないのですが、
「面白い映画」だと思います。
オダギリが4本一気に煙草を吸ったりして、
めちゃくちゃ楽しそう。
高田純次がちゃんと俳優やってるのを観るのは
ひょっとしたら初めてだったかもしれません…。

オオサンショウウオをめぐる人々の駆け引き…のはずが、
後半ストーリーは無視。
このタイミングが、ちょっと後ろ過ぎたかなとも思いました。
もっと前から(始めからでも)、無視しちゃってもよかったです。
これも意外とストーリーがあってびっくりしていたので。
外国映画みたいな雰囲気がありましたね。


ヒロインの香椎由宇さんや、
あとおかっぱのお姉さんなどが可愛かったです。
屋敷や衣装などの美術もぱりっとしてるし、
あとは何といっても、音楽。

菊地成孔さんの音楽が、オープニングからエンディングまで
かっこいいのです。
菊地さんのCDは一枚だけ持っていますが、
こうして視覚的なものとの組みあわせを観ると、
ファッション的な「着こなし」感があって、
それがすごくオシャレに思えるんです。
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2006年09月29日

酒池肉林世界


一瞬にしてわかりました。
この人は踊りが上手いと。
そして、ヤバイと。

土方巽主演、『江戸川乱歩全集 恐怖奇形人間』
監督は石井輝男です。きっと監督からしてヤバかった。


けれど思っていたよりはぶっ飛んでなかったです。
意外にストーリー性もあったと言うか。
ただ、土方さんの存在が何もかもをふっとばしてます。
奇形がもとで最愛の妻に虐げられた哀しみが
奇形の島を作るという行動のベースになってるわけですが、
指の間にある水かきよりも、土方さんの存在自体が異質です。
存在芸術家… かっこよすぎです。
もっと最初から出てくれてよかったのに。


観ていて、中国の故事「酒池肉林」を思い出しました。
悪名高い殷の紂王の歓楽世界。
たしか紂王にも妲己という愛妻がいました。
ひょっとしたら彼にも哀しい過去があったのかもしれませんね。


ラストの人間花火には笑い声もちらほら…
びっくりしましたよ。
石井監督にしても土方さんにしても既に
亡くなっているわけですが、
彼らのヤバイところをこれから観てゆきたいです。
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2006年09月28日

銀河のロマンス


ジュリ〜!

そりゃあ、叫びますよ。
『ザ・タイガース 世界はボクらを待っている』を観に往きました。
黄色い声を出していたかつてのヤングレディが
席を埋め尽くしていると思いきや、
意外と男性客が多かったです。


アンドロメダ星の王女シルヴィの乗った宇宙船が
タイガースとそのファンたちによる音波によって
地球に不時着。
シルヴィはジュリーに恋をしてアンドロメダに
連れて帰ろうとするが… というストーリー。

ああ、なんてチープ!
なんてケーハクなの!
けど、それがアイドルってものです。
それでも、ウインクひとつでときめかせるのが。


今では個性派俳優の岸部一徳(当時は岸部おさみ)が
堂々とアイドルしている姿も貴重。
リーダーだったとは知らなんだ。

そういえばタイガースを映像としては、
一曲分も観たことはありませんでしたが、
「君だけに愛を」も「シーサイド・バウンド」も
「銀河のロマンス」も、
もう歌えます(家にこの映画のサントラあるので。)
これでもう、当時のヤングと一緒に叫べますね。
ジュリ〜!!
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2006年09月26日

ショウほど素敵な障害はない


初めまして是枝監督作品。
『花よりもなほ』『誰も知らない』
二本立てを観に行きました。


『花よりも〜』は、
観ていて、「あ、カメラがうまいな」とすぐ感じました。
小物などの美術も考えているように思えて。
けれど集中力が途切れてしまって、
なんだか長く感じました。
「ここでCM入らないかな」と何度か思ってしまったし、
テレビ向きの作品かもなぁと考えてしまいました。
出ている人もタレントさんが多くて、
どうも軽くなってしまった印象です。
エンターテイメントとして観るならば良いのですが。

台詞や音楽、キャラクターづくりが
宮崎アニメの雰囲気に似ていた気がしたのですが、
そんな感想を持つのは私だけ、でしょうか。
好きなんじゃないかなぁ、という勝手な想像。


『誰も〜』は、超有名作品。
カンヌで主演男優賞を、最年少でとったからですね。
それもあって当時は観に行く気がしょげてしまったのですが。

よかったです。
ドキュメンタリーっぽいと言われていましたが、ほんとにそう、
リアルで。
出演者全員ナチュラルな演技だったし、
出てくる物も「道具」という感じはしませんでした。
ロケのリアルさが追究されています。
汚れていきかたも、リアル。

けれど柳楽君に主演男優賞は、必要なかったんじゃないかと
思います。
不相応というのでは決してないのですが、
あんまり若くして賞をもらうと、
今後もずっと賞につきまとわれてしまう気がします。
有名になることは、ある意味危ないことなので。
これが足枷になってしまわないといいのですが…。

なんてことを書きつつも、
今月頭に観た『家の鍵』
パオロ君なら文句なし、なんて思ってしまう私がいます。

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2006年09月24日

ラブアンドへイト


ロシア映画には密かに期待をしています。
旧ソ連時代のアニメやモンタージュ、
最近の作品では『変身』『父、帰る』はとびきり良かったし、
まだ観ていないけれどソクーロフの作品なども、
「絶対いいんだろうなぁー」、と。


映画を観ました。
ロシア映画を観ました。
でも、あんまり面白くなかったんです。
『ぼくたちでなければ』

2人の少年が強盗をはたらいて、
1人だけ捕まってしまうのですが、
映画はもう1人の男の子を追います。
けれど、この事件が中心かというとそうでもなく、
捕まってしまった少年との友情や、
母親との距離、
おじさんとの信頼、などもどれも宙ぶらりんな
印象でした。
音楽が軽かったのもあって、
なんだかなぁなのです。
邦題もよくわからないし。


けれど、私もロシア映画というだけで
期待をしすぎていたところはありました。

そもそも私は社会的な差別・偏見には拒否反応を起こすのに、
こと文化的なものになると率先して偏見を持ってしまいがちに
なってしまっています。
悪い癖です。
あんまり直す気がないのも含めて。
(何だか前にも似たようなことを書いた気もします。
 余計に始末に負えないですね。)
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2006年09月23日

異 触 獣


えいが みたい みたい みたい

爆発しそうな気持ちを解放すべく、
自分よりももっとアブナい映画を観に行く私でありました。
江戸川乱歩原作、増村保造監督の『盲獣』


触覚芸術を目指す盲目の男が、彫刻の理想的なモデルを見つけ、
その女を監禁するという話なのですが、
その監禁場所のアトリエは、一面
目、鼻、口、乳、手、足の彫刻。
最初の写真もすごくよかったし、
視覚的なショックがものすごかったです。
ラストも、なんだかちょっとシュヴァンクマイエルを
思い出してしまいました。
今までに観た増村映画の中では一番好きです。
(といってもまだ3回目。)

主演の緑魔子がすごく可愛い。
私の70'sアイドルは緑魔子に決定です。
船越英二さんも、盲目の演技が上手かったなぁ。
盲目というのに引きずられず、一個人のキャラクターを
つくりあげていたし。


やっぱりやっぱりで、
乱歩の作品はイメエジの行進みたいなんだろうな。
今年は乱歩原作の映画をいくつも観ていますが、
どれもイマジネーションが奥の奥からあります。

やっぱりやっぱりで、
増村は気丈な女が好きなようです。
なんだか彼の描く女性の愛は、
自己中心的ですね。
わがままとはちょっと違くて、
自分自身の欲望とか、強い念とか、
とにかくエネルギーに満ち溢れています。


映画は触覚の世界を描いていきますが、
やっぱり私自身が最も求めてしまうのは視覚の世界。
こんなふうに映画を観て、
くらくら酔いしれていたいのです。
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2006年09月22日

ライフスタイルばとん

remuさんから頂いたひさびさのバトン。
なんだかいつもよか「日常」のにおいぷんぷんです。
まぁ、たまにはいいですよね。

適度に非協力的にやってみます。



ライフスタイルばとんを読む
posted by Cui at 11:29| Comment(4) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年09月21日

ねこになりたい

佐野洋子絵本の世界展@日本橋三越本店

招待券が手に入ったので、久々に展覧会へ。


『100万回生きたねこ』は、
物心つく前から読んでもらっていたかもしれません。
「ねこはサーカスなんてきらいでした。」
「ねこはおんなのこなんてだいきらいでした。」
というふうに、どこかひねくれているのが面白くって、
絵もやわらかそうで可愛くって。

あんまり当たり前に傍にあったから、
二十歳を過ぎて「佐野洋子?名前は知ってる」なんて
言葉を耳にしたときにはかなりショックでした。
まぁ、そんな私も『宝島』や『トム・ソーヤの冒険』などは
未だに読んだことがないという体たらくなのですが。


『おれはねこだぜ』は10を過ぎてから絵本を買いました。
綺麗な声で歌い追いかけるさばと、
ぜえぜえの猫の絵には今でも顔がほころびます。
佐野洋子の絵本のなかではこれが一番すきかな。


ほかにも『ぺこぺこ』、『おじさんのかさ』、
『おぼえていろよおおきな木』などの絵本や、
『右の心臓』や『わたしが妹だったとき』、
『ふつうがえらい』、『嘘ばっか』などの
活字もいくつか読みました。
佐野洋子さんの作品だと思うと、何でも手にとりやすかったです。


今回の展示は、絵本の原画。
『空とぶライオン』や『うまれてきた子ども』
など初めて観る絵にはやっぱり、この人だなぁと
思うものがありました。
佐野さんは子供好きではないだろうし、
母の愛みたいな温かみとは違うのだけれど、
けどこの人はどこか、母親みたいな感じです。
あと、なぜかどこか性的なんですよね。


講演会で「ねこちゃんの話は一切受け付けない」と
言い放ったと聞いたことがありますが、
やっぱりやっぱり、猫みたいです。
猫がのびをしている空気が充満しています。
そんな絵を、私も描けるようになったらな。
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2006年09月17日

雨のへなちょこ日和

イトケンさん、知久さん、JON(犬)、ロムチアキさんによる
ほぼ年に一度のへなちょこライブ@吉祥寺マンダラ2


へっぽこでへなちょこでへっぽこでへなちょこなライブ。
何故か17日の日曜日に集まるへなちょこ達のライブです。
雨が降ってるけど、大丈夫。みんなへなちょこ。


「洞窟の住人っぽくやります」とだけ言って
テルミンを奏でるロムさん、

音重ねで少し前の自分とのセッションを楽しむイトケンさん、

高い声で歌いオルガンをがこーがこーと鳴らすJON(犬)、

♪頭が割れて月が出た… と、私がずっとライブで聴きたいと
思っていた「月夜の病院」を演奏してくれた知久さん。

そんなソロコーナーのあと、4人でのへなへなステージ。


「ロシヤのパン」で、石川さんのパートを担当した知久さんが、
「さんばー さんばさんばでだっだっだ」と、
棒読みのように歌うのが面白かったです。
あのメンバーで「かなしいずぼん」もやらないかなぁ。

アンコール一曲目は「ギャートルズ」。
前回とは違ったアレンジで、一層へなへなになってました。
あとはやっぱり、本編でもやった「いたわさ」の再演。
今回もお客さんを巻き込み、合唱。

みんな笑顔になって歌っているから、
やっぱりへなちょこはいいもんです。
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2006年09月15日

サーカスの秋

「サーカスの秋」@吉祥寺スターパインズカフェ

妖しさのごったがえすサーカスをテーマにしたライブイベント。
Gさんや絵芝居のエモリハルヒコさんが出るとのことで、
前からずっと楽しみにしていたのでした。


会場に入ると、ガイコツのアコーディオン弾きがお出迎え。
バイオリンと合流してステージへ。
ガイコツの正体は外国の方で、ロシアの民族衣装のような
ものを身につけていました。
ダンスみたいに演奏して、外国のアコって感じです。
そんな本格風味なオープニングアクトから、イベント開始。


・らふ・すけっち
ニ胡とギターとアコーディオン3人組でした。
突如ニ胡の方がお馬さんのお面を被って
馬の嘶きをニ胡でやってのけて、ついつい拍手。
「草競馬」や「ぼくの伯父さん」も演奏して、
なんだかホンモノだーという感想を抱いてしまいました。
初めて生で聴くニ胡や、大きなアコにも感動していたのでしょう。

・エモリハルヒコ
本日のお目当ての一人です。
相変わらずシュールにお腹をよじれさせる絵芝居。
今回のお話のタイトルは、「働き蟻と私の行為」。
タイトルからしてもうシュール。絵もお話も。人も。

・ヨタロウwithメトローマンスホテル
オープニングアクトの2人もいました。
ヨタロウさんは初めて拝見。
なんだか全体的にハロウィンっぽい舞台でした。
けれど突如寄席が始まったり…。
なぜ寄席…。
なにげなくなんとなく、ピアノの方に心を奪われました。

・オルガンパイプ
手回しオルガンとチラシにはありましたが、
自動オルガンっぽかったです。
オルガンの仕組みが不思議でたまりません。
のっぽさんのように、無言でのパフォーマンス。
観ているこっちは、子供になった気分です。

・Gさん
賑やかな中ひとり「今日はサーカスの秋というイベント…
さっぱり何のことだかわかりませんね」と言い放ち
いつものように沈んだ曲を演奏。
けれど一曲目から「こわれた」だったので、
少しはイベントを意識?
「サーカスの日」はやりませんでしたが…。
なんだかこうやって色んな人が出るイベントに参加すると、
Gさんの異様さに改めて気付きます。
横のステージに残された自動オルガンがカタカタ動くのが
なんだか怖かったです。どうやって動いてるんだろう…。

・ふたたびエモリハルヒコさん
「おどり鳥」…。
前に「おどれ鳥」というのを観ましたが、ほぼ同じ。
もはや絵芝居ではありません。笑いすぎて苦しいです。

・ヒネモス
イベント主催のヒネモスは、大所帯のバンドさんでした。
演奏中、曲芸師が現れいろんな芸を披露。
絶対に外国人だろうと思っていたのに、スペイン育ちの
日本人とのことでした…。
笑顔と目力は完全にスペイン仕込み。
そんな盛り上がるステージの後、
ラストにGさんが呼ばれ、
立派な演奏付きで「パルテノン銀座通り」をやりました。
この曲もずっと聴いて観たかったのですが、
こういう形で聴けたのが嬉しかったです。
楽器を持たず、マイクを握りしめて歌うGさんは
明らかに照れていて、そんな姿もかわいかったです。


最初から最後まで、イベント自体が楽しめる、
なんだか貴重なライブでした。
サーカスというのはやっぱり、ひどく魅力的です。
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2006年09月12日

グルーヴグループ

やなちゃんライブ@高円寺JIROKICHI

groove!
てやつを感じるのは常にブラジル音楽からでした。
だから私は、私の音楽はきっとブラジルのものだろうと、
そう思っていたのですが、
この日はブラジル音楽でないのにグルーヴを感じてしまいました。
やなちゃんと、水谷さんと外山さんのライブ。
誰かがメインで誰かがサポートというのではなくて、
3人が主役の「トリオ」的ライブでした。


3人揃うライブは年末以来?で、
更にジロキチでとなると6年ぶり、だったらしいです。
一曲目から「お経」、
それも結構なかっこよさを出した演奏で、
高度なおふざけで。

水谷さんの包容力あるベースと、
外山さんの目の錯覚みたいなドラムと、
やなちゃんののびのびな声が重なって、
ぐいぐいのグルーヴを生み出してて、
相変わらずオバカなとこもありつつ、
けど渋いライブ。まさにちょいワルですね。


MCはそこまでなかったのですが、
それでも「もっと曲聴きたいなぁ」と思わせてくれるライブでした。
秋の寒さがやってきたこの日。
これから夜が長くなって、
じっくり音楽が聴けるようになるといいなぁ。
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2006年09月05日

パスカル・コード


パスカルズライブ「Big Pink Tour 2006 vol.3」@吉祥寺スターパインズカフェ

長きに渡ってのヨーロッパツアーからおかえりライブ。
なぜか物販にGさんが座ってました。
しかもジャンタルマンタルのCD売ってました。
しかも売れてました。


みんな揃ってというのを観るのも久々で、同時に珍しい気分でした。
ヨーロッパツアーにしても、知久さんは欠席だったようだし。
全員(?)揃っての、マイペースににぎやかなライブは楽しいです。
やっぱり14人もいると、CDとライブとでは迫力が全然違います。


この日はいつになくMCが多かったです。というのは、
前日にメンバーには「ツアーの感想を一人一つ言うこと!」と
メールでお知らせが行っていたらしく、
それで全員がそれぞれ一回は喋るという、
見たこともない公演でした。

全員ぶんはとても書けませんが、
パスカルズお料理教室の話、ルーブル早歩きの話、
ビール飲み放題の話、ベッドの下で猫誕生の話、
石川さんの見せ場でフランスがブラジルに一点とって(W杯)
大騒ぎの話、いろいろありました。

中でも石川さんの「迫り来るベッド」の話と、
坂本さんの「東スポ中毒」および
「ぼくタオルを持ってるんですけど、これ、今話題の…」と
ハンカチ王子とお揃いのタオル(前から使ってたそうです)の話は
おなかが痛かったです。
知久さんだけはツアーに行っていないので、
留守番中に痛感した「コンピューター社会の無意味さ」を
語っていました。


原さんが演奏中に突如取り出したモナリザのお面が
この日の公演をしめていました。
アンコールでは小さな子(メンバーの誰かの子だと思うのですが)が
そのお面をかぶって石川さんのおなかを叩いたりと、
ダヴィンチも真っ青なはしゃぎっぷりでした。
けれどさすがはモナリザ。
そんじょそこらのお面とは違い、お面なのに表情豊かでした。
謎の微笑みはお面でも健在のようです。
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うつろ船に乗って


余命いくばくもないらしい。じゃあ、これからどうする?

そんな映画はよくあると言えばそれまでなんですが、
これはやっぱり押し付けがましくなくてよかったです。
フランソワ・オゾン監督の『ぼくを葬る』を観てきました。
上の「やっぱり」はオゾンにかかっています。


いきなり脱線。
「うつろ船」というのをご存知ですか?
古代の話などにたまに出てくる船です。
これは中が完全に空洞となっている、
密閉された船らしいのですが、
このうつろ船というのはどうも母体とリンクするようで、
母親のことを「お袋」と呼ぶのに関連しているという
話を聞いたことがあります。
記憶もうつろ気味ですが。(「そぼろ」か。ん、「おぼろ」??)

とにかくそんな話を聞いたことがあり、その時、
「ああそしたら、ひょっとしたら海(船を出すところ)と
産み(子を出すところ)もリンクしているのかな」
と考えついたのです。
考えついただけで、調べていないので、
いっこうに当否には辿り着かないのですが。


そんなわけで、私の中では海というのはとても
人間の生死に関わる場というイメージがあったのです。
これはなんとなく、皆さんもあるかもしれませんね。
お骨も海に撒いたりもしますし。

で、結局、映画とどうつながるかといいますと、
あのラストシーンはすごく自然でした。私の中で。

さんざん脱線したあげく、これだけです。すいません。
しかもラストシーンの場所、ばらしてますし…。
すいません。
すいません。
posted by Cui at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年09月01日

家の鍵は省にあらず


文部科学省選定映画。
それは別にポイントではありません。
逆になんだか、ストーリーしか見てない気がして、
ちょっとだけ期待しきれない感じもあります。

けど、これはよかったです。
文部科学省は関係ありません。
予告を観た時から、「これ、思ってるよりいいのかも」な
気がしていた映画です。
『家の鍵』


ある男性が15年前に別れた息子(障害あり)に再会して…。
というどこかにありそうなストーリーなのですが、
それでもちゃんと作ってました。
息子役の男の子の演技がめちゃくちゃに上手です。
本当に障害があるのか、全部演技なのかわかりませんが、
どっちにせよめちゃくちゃに上手です。
出ている人は皆上手でしたが、
それだけにこの子はすごかったですね。

親と子とか、再会とか、障害とか、
いろんなテーマを持ちつつもちゃんとまとまっています。
もちろんどれもおざなりになってません。
それはキャストとスタッフもそうで、
それぞれがそれぞれの役割をきっちり果たしながら
ひとつのしゃんとした作品が作りあげられていっています。


そんな素敵な映画の後に、違う場所でもう一本。
『ミトン』『レター』『ママ』といった、
チェブラーシカの監督さんの短編アニメーション集。

すべてお母さんと子供、二人が出てきます。
『レター』が一番気になったかな。
夫から手紙がこないのに意気消沈するお母さんが
哀しくも綺麗です。それを見つめる子供も。
アニメはやっぱりいいです。
いろんな疲れを取ってくれます。たった30分でも。


父親と子供。母親と子供。
いくつかの親子の姿を観てきました。
どれもどこかせつなくて、いとおしいです。
文部科学省に推薦されるかは、まったく関係なしに。
posted by Cui at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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