2006年04月29日

うたう女たち


寺尾紗穂さんレコ発ライブ@池の上ボブテイル

おそらく半年ぶりくらいのボブテイル。
テレビ(ハイビジョン?)なども導入されていて、
どきどきでした。
そういえば今年はマスター
(羽場さんこと手羽さんこと池の上陽水さん)
のバースデーにも行けなかったし、
ほんとに久々な感じでどきどきでした。


寺尾さんは、ボブに合うだろうなぁなどと
勝手に考えていたのですが、
やっぱり合っていました。
レコ発といえども、バンドの曲の弾き語りバージョンも
やってくれたし、新曲も。
マスターも一押ししているとのことで、
頻繁に出るようになったら嬉しいなぁ、などと
思ってしまいました。

次のmikeさんは、初めて拝見しましたが
やはりかっこよかったです。
カバーが多かったけれど、
それも、すごく素直に「自分の好きな曲やってる」
って感じで、よろしかったです。

最後に出たcasa、久々でした。
casaは姉弟ユニットなのですが、
私はどちらかというとcasa姉さんと犬塚彩子さんによる
「casa姉妹」の方を見る機会が多くて、
オリジナルcasaは多分1回しか
聴いたことがありません。
今回もギターはサポートの方で、
やっぱり姉弟casaじゃなかったのですが…。
けれど、今までで一番ここちよく聴けました。
ボサノヴァスタンダードをライブで聴いたのも
なんだか久々だった気がします。


女性ボーカル3人による一夜。
ピアノ弾き語り、ギター弾き語り、
歌とギター、などと、形は違ってましたが、
なかなかよい組み合わせでした。
なんだかすっぽりと、音楽のある空間にはまれたような
感覚で、居心地がよかったです。
そんな春の夜でした。

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ベストパートナー


岩下志麻さん主演(と、書くのも何回目でしょうか…)
『あかね雲』を観ました。

共演(相手役)が山崎努さん、
監督は旦那さんである篠田正浩さん。
篠田さんは、『はなれ瞽女おりん』で、
いい映画の撮り方してるなーと好感を持ったので、
ふたりをどんなに綺麗に撮ってくれるんだろうと
わくわくしていました。

国内外を問わず、
映画監督が女優と結婚すると、
なぜだか妻をよく主役にさせます。
なぜでしょう?
女優として惚れこんでから結婚したからなのか、
この女を一番綺麗に撮れるのは自分だと思うからなのか、
単に自分の作品のイメージとリンクするからなのでしょうか…。
それはさておき、

やっぱり上手でございました。
ほぼ白黒で撮影されているのですが、
要所のみぱっとカラーになります。
はじめ白黒だったもので、白黒時代の作品かと思っていたら
戦略だったのですね。
やられました。憎々しいです。

ストーリー的には、『はなれ〜』と同じ様に、
心清き女と脱走兵との恋、が描かれています。
どちらかというと私は『はなれ〜』の方が好みでしたが、
おふたりともやっぱり綺麗。かっこいいです。
けど山崎さん、やっぱりもっと、
「悪そうに見えてやっぱり悪い奴」の役がいいなぁ…。

パートナー特集上映なんぞ、
どこかの映画館で企画してくれないでしょうか。
篠田正浩×岩下志麻
ゲンズブール×バーキン
吉田喜重×岡田茉莉子
フェリーニ×ジュリエッタ……
たくさんできそうな気がします。


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2006年04月26日

裏切られた青年


昨年末から観たがっていた
『ある子供』
観てきました。

やっぱり音はほとんどなく、
静か静かに流れてゆきます。
生まれてすぐの自分の子供を売ってしまう男。
カメラはやっぱり男にぴったりとくっついていて、
ある意味、ドキュメンタリーよりも
「リアル」でした。

原題はわかりませんが、邦題の、
「ある子供」の
子供
とは
誰を示しているのか。

生まれた子供であり
男であり
女であり
少年であり
仲間であり
誰でもあるんじゃないかな、とも感じました。

大人になると、
「大人気ない」とか「子供じゃないんだから」と
言われてしまうけれど、
みんな子供だったし
みんな泣いて生まれたのだから
みんな子供だった大人なのじゃないかなぁと思います。

あんまり関係ないかもしれませんが、
太宰は、「大人とは、裏切られた青年である」と
言っています。
なんだかそんなことも思い出したのでした。

そんなストーリー的なものや、
私なんぞの稚拙な感想を抜きにしても、
なかなかよい映画でした。
雰囲気がとても美人な映画でした。
観られてよかったです。
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2006年04月24日

マッドマーダーマーク

 
ドイツの古い映画
フリッツ・ラング監督の『M』
観ました。

トーキー初期の作品らしいのですが、
そんなにもサイレント期にやりたいことあったのか!
と思ってしまうくらいに
「音」が効果的に使われています。
歌声、口笛、警報機…。

少女を狙った連続殺人事件。
(ほんとに可愛い子ばっか狙います。今も昔も犯人は。)
犯人を見つけたのは盲目の風船売り。
彼が「音」でもって犯人を見分けます。
そして犯人に、「人殺し」の頭文字である「M」をつけ、
追い込んでゆくのですが…

「M」のマークをどうやってつけるのかと思っていたら、
なーるほど、という手法でした。
犯人が悪で、市民が善、という発想が自然のはずなのに、
捕らえられた犯人「M」への市民の目もまた、
恐ろしく映ります。
ドイツ語でも「正気を失った」の頭文字は「M」なのでしょうか…?
それは知らないので、わからないのですが、
あの「M」には人そのものの狂気という意味もあったのでしょうか。

Mのマークが自分にもついている気がして、
鏡で背中をのぞきました。
そしたら
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2006年04月23日

事件は現場で起こってる


キッチンライブ@新中野 弁天

かなり久々な気がするキッチン。
いつもDMなどをもらっていたのですが、
なかなかタイミングが…。
けれど、久々のライブが
4人揃っているもので、嬉し。

・働き者
・ブックカバー
・ふたりのり/ふたりのりのり
・ここにいるよ
晩春 (ハウリングの為中止)
・ナンダーワンダーワールド
・スカダンス
・日記
・鍋の仲
・みえてくる
アンコール 
・カメラ


ツーマンだったということもあり、
いつもよりも多めに聴けた気がします。
聴いたことのなかった曲もいくつかあり、
新鮮な感じでした。お店も初めて行くところだったし。
4人とも相変わらずないい顔でした。


けれど、これはすごく個人的なことなんですが、
対バンの関係でお客さんに高校生が多くて、
ちょっとだけ違和感。
若い雰囲気というのは昔からどうも苦手で、
キッチンだけ観て帰ってしまいました。
べつに、いやな思いをしたとか、
そういうことではありません。なんていうか…

わたしは今、CDとライブと、
ふたつの音楽の楽しみ方を持っています。
それぞれに無いものがそれぞれにあります。
それぞれが楽しいです。
けれど、たまたま相性の問題で楽しめない時も
あります。
それは、あくまで相性の問題だから、
なにが悪いとか正しいとかいうことではありません。

事件は現場で起こります。
事件を起こしたくなければ、現場にいなければいい。
文句を言ったり、人のせいにする生き方に疲れて
普段からそんなふうに考えて過ごしています。
ことなかれ主義になりがちな側面もあるんですが…。

あぁライブとさっぱり違う話になってしまいました。
ええと、結局いいたかったのは、
みんな自由だってことです。
キッチンの曲のように
自由な感じ。

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2006年04月22日

サイレンとサイレント

夢の森にて2006〜生演奏&パフォーマンス付き上映会〜@御茶ノ水アテネ・フランセ文化センター


弁士つきの映画(活動写真)というのには、
前々から興味がありました。
今回は弁士を石川さんが担当してくれて、
しかもロケット・マツさんや三木黄太さんらの演奏付き。
「映画」に分類すべきか、「音楽」か、
はたまた「舞台」なのか…
そんな悩みも出るほど豪華でした。

プログラムは
『キートンの船長さん』
『ワンダリング・ウィリーズ』
『二人の水兵』
『雑貨屋』

の4本。(再編集・復刻などの処置もされていますが。)

キートンも、ずっと観てみたかったのです。
しばしばチャップリンと比較されますが、
私は両方好きだなぁ。
キートンのほうが大掛かりのような気もしたけれど、
両方、そんなに観ているわけじゃないので
なんとも言えません。
今回の演奏は、昭和2年に初公開された時に
使われた楽曲の再現とのことで、
かなりレアだったようです。

石川さんの語りはやっぱり上手い。
役者さん、というわけでもないのに、
どうしてあんなにできてしまうのだろう。
音楽・演劇・弁士・執筆・その他もろもろにおいて
才能を発揮していて、
その出発点が不器用さにあったとしても
ものすごく器用に感じます。


語りの途中でいくつかアドリブも入れてました。
牛小屋のシーンでは、
「♪牛小屋で寝た 昼までぇ〜」
と、やなちゃんの「牛小屋」を歌ったり、
「全頭検査するぞ!」と時事をからめたり、
「ニヒル牛… ニヒル牛って何だっけ。
 あー、西荻にあるいいお店かー」
と、ご自身がプロデュースしているお店
(箱貸し屋さんの先駆けとなったお店)
を持ち出したり…

あとは何故か、節々に
「太田さん、免許…」と言っていました。
それを聞いても演奏者の一人である太田(惠資)さんはスルー。
免許取得中か何かなんでしょうか…?わかりません。


スクリーンの下で演奏&弁士をしていたので、
動きがあんまり見えなかったのだけ残念でした。
けど、もしも見やすいところにいたら
映画に集中できないんだろうな。


サイレント喜劇というのは、
ドタバタと、サイレンのようにけたたましい世界。
音は聴こえないというのに。
そして弁士は、
あの中に密閉された音や台詞を
上から新しくつけたして、またドタバタへと再生。
おもしろい世界だなぁ。

むかーし、母親に読んでもらった
台詞のない絵本を思い出しました。
いつも違うストーリーを考えて読み聞かせてくれるのが
とてもおもしろかったのを覚えています。
絵本を読んでもらえなくなった大人としては、
また弁士つき上映会、行きたいです。
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2006年04月21日

イチゴイチエイチネンゴエ

あ、知らないうちに、昨日で開設一周年です。
そのときどきによってカタチがちがくて、
スタイルというものが成り立ってない気もしますが、
なんとなく、色的なものが出せてればなと思ってます。
これからもこんな具合に
ふらふらすたすた、背骨があるんだかないんだか
といったように続けられればと思います。
のぞきみた回数にかかわらず、
見てくださった皆様ありがとありがとです。


さて、一年経っても映画と暮らしてました。
『そして、ひと粒のひかり』
『愛より強い旅』の二本立て。

前者は、生活に不満を抱えるコロンビア人の少女(妊娠中)
が、薬の運び屋となって
アメリカへと向かう話。
62粒もの薬を胃に隠し、「仕事」を進めます。

実際、このような手口で密輸が行われることはあるようですね。
前にテレビで、薬でいっぱいの胃を写した
レントゲン写真を見たことがあります。
怖かったです。

映画は、もうちょっと心理描写を丁寧にしてほしかったです。
その仕事を引き受けるところも、
アメリカに着いてからの行動も、ラストも、
その行動を起こすまでの気持ちをきちっと表現してもらいたかった。
わからない、ということではなくて、
粗かったんじゃないかなぁ、と思います。


後者は、トニー・ガトリフ監督作品。
彼の作品は「ジプシー!」って感じで、好きです。
『ガッジョ・ディーロ』しか観てませんが…。
今回の作品は、一組のカップルがルーツ求めに
アルジェリアへ。という話。

トニー・ガトリフ監督の映画は観ていてとても楽です。
くるシーンくるシーンが楽しいので、
それに反応してるだけでも面白いし。
画面の作りも上手で、
複数の世界を同居させてるような映像を創ります。
もちろん、音楽もジプシー全開でふっとびます。


映画を観終わってロビーへ出ると、
友人のジャックさんに遭遇。びっくりしました。
お互いに、映画道楽ですねー 今年度も。

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2006年04月16日

大晦日プレイバック

坂本さん、カルメン・マキさんライブ@渋谷公園通りクラシックス


坂本さんの独演ライブの際にチラシで知った今回のライブ。
前々から気になっていたカルメン・マキさんと一緒との
ことなので、お得だわぁ、と思って観に行ったのでした。

坂本さんはAYUOさん、白崎映美さんという方達の
サポートとして出るのかと思っていたら、
どうやら主催者のようでした。
誰かがメインで誰かがサポート、というのではなくて
セッション的なものだったのかな。
唐十郎さんの劇にも曲を書いていたとは…
さすが、ゲイジツカです。

コーラスもちょっと聴けたし、
ノコギリも。
火花はあがりませんでしたが、
坂本ワールドに浸れて気持ち良かったです。


カルメン・マキさんは「with隠者の森」として出ていて、
隠者の森とは?と思っていたらば、
なんとロンサムストリングスの桜井さんと松永さん。
いやぁ、びっくりしました。
桜井さんのギターはとてもここちよくて、
見かけ仙人みたいな松永さんは、
詐欺じゃないかと思うくらい、
しなやかにコントラバス弾きこなします。
坂本さんも出たし、ちょっとした大晦日プレイバック。
豪華な日でした…。

マキさん、かぁーっこよかったです。
想像以上に、私の好みに当たりました。
何だか、昔の映画に出てきそうなおひとで、
私が今ここで、リアルタイムで聴いてていいのだろうか、
これは「賞賛されるべき過去」のものではないのか、
などと悩ませるほど、かっこよい。
今度やなちゃんとイベントやるらしいです。
楽しみ。


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智恵子抄


岩下志麻さん主演、『智恵子抄』
観てきました。

正直、「高村智恵子の役、あんまり合わないんじゃ…」
と不安でした。
気がちがってしまった智恵子は、
もう少し弱弱しいイメージでしたから。
だけど、
演技、すばらしかったです。

とくに神経衰弱となってからの智恵子を
演じきりました。
「わたしもうぢき駄目になる」や
「ちえこわるいことしたからいくの?」
「きがくるったら こうたろう かわいそう」
「あなたの顔、馬みたい!」
といった台詞がでるたび、
こちらもぼろぼろと涙をこぼしてしまいました。
「映画を観て流した涙の量ランキング」をつけるならば、
ベスト10には入ると思います。
=いい映画、好きな映画ランキングじゃないですよ、
ということは、もう省略しますが。

去年の頭だったか、やっぱり「智恵子抄」をもとにした
「れもん」というお芝居を観に行きました。
そのときは、光太郎の
「わたしにはあなたがある
あなたがある あなたがある」という節に感動したのですが、
今回の映画では
智恵子の病んでゆく姿を描写した詩に心が留まりました。
映画全体では、阿多多羅山の詩が何度も出ていましたが。

「人間が美そのものになれる唯一の方法」
そんな台詞がありました。
狂気の世界へと渡った
智恵子をうけての台詞です。
ほんと、美、ですね。
狂気の世界。
どこか憧れてしまうのは
それが美、だからでしょうか。
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2006年04月15日

道につくまで

長かった。

フェリーニの名作、『道』が上映されると知り、
映画館へ向かったはいいものの、
あらゆる思考回路の遮断から道に迷い、
着いた頃にはもう間に合わず…。

ぐっすん、いいんだもん。
実はビデオに録画してあるから、明日家で観るもん。
同時上映だった、『カビリアの夜』
観られなかったけど、ふん、いいもん。

などと意地をはり、やなちゃんのライブまで暇を潰した
翌日、ちゃんと観ました。ようやく、観れました。


フェリーニの作品は、『魂のジュリエッタ』のみ
観たことがあって、
けれどその時はその監督が
世界的巨匠と呼ばれる人物だと知らず、
「なんだか不気味な才能を秘めているなぁ」などと、
どこの映画評論家だお前、となじられてもおかしくないほど
偉そうな感想を持ってしまってました。
(前評判に流されずによいと思えたのは嬉しかったのですが。)

そこでフェリーニの映画は
「ちょっと変」というイメージをつけてしまったのですが、
『道』は、思っていたよりもずっとまともでした。
普段は「変」を期待していると「まとも」は
あんまり誉め言葉にはならないんですが、
いやいや、いい映画でした。すごく。
名作。

主演女優の演技がいい演技をします。
そして、はじめはその女を観てすごいなーと
感じていたのですが、
後半の男の心理描写も見事です。
あと「音」の効果も。
サイレントではあれは無理です。

とても苦くて、いいです。
女が男にマントをかけるシーンは涙ものです。
人生のほろ苦さ。
こんなに体感できるんだなぁ。
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2006年04月14日

いいえ私はしし座の女


〜柳原陽一郎の春はノー・コントロール〜@下北沢440

随分とまぁ浮ついたタイトル。
やなちゃんらしいといえばそうですが。
久々だけれどもあんまり久々な感じがしない、
やなちゃんのワンマンライブへ行ってきました。
けど内容的には、わりと静かな曲揃いでした。

サポートに、Catsup(ケチャップ)のおふたりと、
あとドラムに外山明さん。
豪華です。
Catuspのお兄さん(熊坂義人さん)は、
素や良成さんの後ろで演奏している時はベテラン風な
ベーシストに見えるんですけど、
妹さんとやっている時はほんとにかわいらしくて、
いいお兄さんなんだろうなぁと思います。

妹さん(熊坂路得子さん)は、
すごく若いのに、ある種の理想的な音を出します。
そうそうアコーディオンってこういう音、という
イメージがそのまま具体化されて、とても嬉しいです。
なんだか母的なものも感じるし。
一押しの音楽家。

外山さんは、去年やなちゃんが出した「ふたたび」経由で
知り、何度か見てきましたが、
やっぱりかっこいいです。
ドラムの音も、音自身が楽しんでいるようで、
かっこいい自由さ。
楽器の違いこそあれ、
歌姫のサポートピアニスト・しこうさんに通ずるものが
あるなと思います。
すごく楽そうに、楽しそうに、演奏します。


やなちゃんは去年は「ふたたび」を出すこともあってか
たま時代の曲をよく歌ってましたが、
今回は「たかえさん」「ジャバラの夜」以外は
全てソロになってから作品。
そして「きみの重さ」や「風博士」など、
「ウタノワ」収録の珍しい曲をやってました。
そして新曲も多かったです。
もうやなちゃんは次を観てるのかな。
「現状維持が今年の目標」と1月に言っていたけれど。

MCではお花見の話をしたり、
あと「自分でやなちゃんってゆーな!」と
自分を諭してみたり、
キャラの濃い名マッサージ師のお話をしたり。
「さそり座の女の人に弱い」と言ったり。
「ぼくしし座なんですけど、合わないらしいですね。
しし座とさそり座って。」と言ってました。
わたしもしし座です。
あんまり星座の相性について考えた事はないけれど…。
あ、血液型だと、なんとなくO型が苦手です。ABがすき。
そんな私の話は別にどうでもいいです。

アンコールでは
「本編で歌った曲のリクエストにしようかな…」
などと言い、誰も何も言っていないのに
「リクエストにお応えしてぇ〜」と
「高尾山」をふたたびうたいました。
この曲、相当気にいっているようです。
アウトロで立ちながら演歌歌手風に一言。
「みなさまあっての、柳原陽一郎です」

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2006年04月11日

観客様はみな鰯


気分転換。
絵を描いたり映画を観たり、
おしゃべりしたりちくちく(裁縫)したり、
たまに、詩
          を
            書いた
              り。

いろいろなのですが、
それ以外でわりとするのが、人の詩(詞)を書き写すことです。

いつも紙と鉛筆を用意するのですが、
今回はパソコンで、つらつら写していってみます。
中原中也さんの、「サーカス」。
ちなみに著作権は既に消滅しているので、
法律的には問題なしです。

中也さんの詩
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2006年04月08日

考える、ひと


志麻姐さんの特集上映2回目。
今回は『疑惑』という
野村芳太郎監督、松本清張原作の映画を観ました。

特集こそ岩下志麻さんで組まれていますが、
これは6〜7割、桃井かおりさん主演の印象。
桃井さんも好きです。
おふたりとも相容れない感じなのだけれど、かっこいい。

保険金めあてに富豪の夫を殺したという
疑惑をかけられた、前科持ちの後妻と
彼女の無罪を主張する弁護士。
もちろん、妻が桃井さん、弁護士が岩下さん。
さらに他の出演者として
柄本明さん(新聞記者)、鹿賀丈史さん(妻の男友達)
などと豪華でした。
大衆娯楽という感じも残るものの、
けど今このメンバーは、なかなか集められないだろうし、
うまく使える人っていうのも少ないだろうな…

清張さんをちゃんと読んだ事もなければ、
野村監督の作品だって観るのはこれで2回目ですが、
前に『鬼畜』観た時と
今回との感想は、
「ストーリーはストーリーとして
大きな存在感を放ってるけれど、
陳腐なものにしてないな」ということでした。

家で法廷のシーンが登場するテレビドラマを見ましたが、
やたら「正義」をふりかざしていて違和感がありました。
「誤解しないで。あたしはあなたに同情して
あなたの弁護してるんじゃないの。
あたしはあたしの職務をまっとうしたいだけよ。」
という台詞の方が、逆に新鮮で、
そして信頼できました。

こういうの、気づかない方が幸せだろうなとも思います。
考える人間は考えない人間より幸せになる確率は低いそうです。
そうだろうな。
けど、私は幸せな人間になるより考える人間になります。
だってその幸せって、「お」がつくものでしょう?きっと。
幸せというよりも、「生きやすい」ってことかもしれませんね。
私はこの世が、生きづらいです。
けどそこにちょっとだけ、喜びがあります。
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2006年04月03日

話童ンセルデンア


「アンデルセン生誕200年展」@印刷博物館


ふつうの子がそうだったように、
私も小さかった頃アンデルセン童話にお世話になってました。
マッチ売りの少女とか、人魚姫とか、
ちょっと哀愁のある童話が多いですよね。

展示は、アンデルセンのというよりも
アンデルセン童話のものでした。
日本で翻訳された初期のものや、
絵本の変遷など。
翻訳に当たって、「アンデルセン」が
「アンダアセン」になってたり、もしくは
「安得仙」だったり、
「マッチ売りの少女」が「マッチ賣の小娘」だったりして
面白かったです。
あとはあの右からの字とか、書体とか、
今じゃ「わざと」になってしまうものが
当然ですよという顔で並んでました。


アンデルセンといえば、まぁ童話なんですが、
ここ1年くらいで私が注目し始めたのは
彼の切り絵です。
あくまで「趣味」として、家族に贈ったりしていたという
切り絵。かわいいんですよ。
詩も書いていたと今回初めて知りましたが、
多才だったのですね。
もっと切り絵、たくさん観たかったです。

あと印象に残ったのは、イギリスで出版された本。
イギリスでは、クリスマスなどに本を贈る習慣があるらしく、
本屋さんもシーズン間近なるといろんな装丁の本を
売り出すそうです。
ただ「ラッピングのサービスも行ってますが」だけの国とは
違いますね…。
その習慣が今でも残ってるかはわかりませんが、
おしゃれっていいよね、と、
しみじみしていました。
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2006年04月01日

四月映画馬鹿

クシシュトフ・キェシロフスキの日でした。
まず『デカローグ』
第1話「ある運命に関する物語」と
第2話「ある選択に関する物語」を観て、
それから走って次の映画館へ行き、
『ふたりのベロニカ』を鑑賞。


映画を観て泣いてしまうことは、たまにあるんですが、
やっぱりそれはストーリーが絡んでる事が殆どなので、
好きな映画だとも限りませんし
いい映画と判断する決め手にはなりません。
(“泣ける映画”に関する私の意見は、
「泣いて許してもらおうなんて」と題した記事に書いたので
読みたい方は右上の検索機で探して読んでみて下さい。
わりと辛口に書いたと思います。)

けれど、キェシロフスキ監督の映画は、
いつも泣いちゃいそうになります。
それは、ストーリーどころか、
まだ人が1人も出てきてない時点でそうなってしまうのです。
オープニングの短い音楽だけで泣きそうになります。
開始3秒で、なんて繊細なんだろうと感じとり、
きゅううう、と胸がしめつけられてしまうのです。
だから好きな映画、いい映画だなぁとも思います。


『ふたりのベロニカ』に出てくる
人形劇!素晴らしかったです!
人形劇というのは、日本の文楽が一番かななどと
思っていたのですが、
自分の視野は狭かったのだなぁと感じました。
人形劇のシーンにだけでもお金を払って観る価値はあります。


3つの作品を観て、
人の視線を集めさせることが
何でこんなにできてしまうんだろうと不思議でした。
わたしは写真を撮るのも好きなのですが、
上手には撮れません。
自分が注目しているものを、
写真上でも注目させるよう撮れないのです。
自分にとっての存在感を、
写真に反映する事ができないのです。
けれど、キェシロフスキ監督は、
「観客は今皆同じとこを観てるんだろうな」と
思わせてしまうくらい、撮るのがうまい。
脱帽です。


エイプリルフールでした。
何らかの形で嘘を期待していた方はすいません。
馬鹿正直な人間ということでもないのですが、
四月も映画馬鹿の日を送っています。

posted by Cui at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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