2005年09月30日

G-BOP-HIGHSCOOL


Gさん月例会とも言える毎月恒例のライブ@下北沢lete。

前回のマンダラでのライブと一週間しか空いてないので、
どうしようかなとも思ったけれど、
カレンダーも欲しいし、ということで行きました。
けれどもカレンダーを家に忘れてしまったGさん。
先月のスペルミスといい、カレンダートラブルが続いてます。
(ちゃんとあとで郵送してくれました。)

この日一番の目玉といえば、
Gさんが高校時代に作曲した歌の披露でした。
昼間、この日のライブのためにギターを持って練習していたら、
突然高校時代に作った曲を(詞まで)思い出したそうです。
「カレンダーは忘れるくせに…」と自分でぽそり。
そ、そんな気にしなくても…。

詞が、高校生が書くものにしてはいいなーと思ったんですけど、
あんまりストレートなんで、聴いてるこっちも
なんだかむずむずとしてしまいましたが、
どうやら詞は別の人が書いたようです。
途中で止まってしまうんじゃ、と危惧してしまうくらい、
あんまり恥ずかしそうに、大照れで歌ってました。
歌い終わってお客さんが拍手をする
その直前に「拍手なんていいです!」と制止。
「やるんじゃなかった…」とも小声で言ってましたが、
なんだかそんな姿も微笑ましくて、
来てよかったな、とにんまり。
また恥ずかしがるGさん観たいです。

マンダラ2でのライブの時に、
九州ツアーで一緒だったアダチ宣伝社さんに
MCについてのダメ出しをされた、と話していましたが、
それを受けてか今回は
「ちゃんと言うことメモしてきたから、
今日は大丈夫です」と。
出身中学から学校で歌ってくれというオファーをもらった話、
高校時代の部活遍歴、
自転車の話etc…、たしかにいろいろ喋ってました。
けれど最後には「今日アダチさんいたら怒られてる」とも。

私としては、あのGさんの、
何を喋ろうかとぐるぐる考えて、
ぽつり、ぽつりと進める、いつ終わるのかよくわからない
地味なMCも大好きなんで、
そんなに上手く喋ろうと思ってくれなくてもいいんですが。

声の調子も依然良く、
口笛まで復活していて、
ますます11月にある知久さんとのライブが楽しみな
今日この頃です。
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芸術家たちの晩餐


山岸涼子さんの『牧神の午後』という漫画を読み、
家にコクトーの『薔薇の精』というポスター絵を飾っていれば、
ニジンスキーというバレエ・ダンサーに興味を抱くのは、
しごく自然な成り行きだったと言えます。

『ニジンスキー』という、
30分にも満たないような短い記録映画を観ました。
空を飛ぶかのような高い跳躍映像が観れるかと期待していましたが、
どうやらニジンスキーは映像を残していなかったようで、
念だけが残ります。
映画はニジンスキーの写真や、
ニジンスキーを知る人物の語り。
彼がどういう人か大雑把にでも知っていれば
困りませんが、
全く知らない人が観てもよくわからないだろうな、と思いました。
全く知らない人があの映画をわざわざ観ることも
そうそうないとは思いますが……。
わりと漫画の世界そのまんまで、
漫画特有の誇張表現を行っていたのではない、
と考えるとぞくっとしました。

写真だけ観ても、いかに彼の作品が前衛的だったかがわかります。
今観ても、というのがすごいですね。
近代バレエを作ったとも言える人の作品、
言わば出発点である人の作品の、
それも写真だけ、を観ても、
まだまだそこに辿り着けてはいないんじゃないかと思うくらいなのが。

知らなかったのが、
晩年のロダンがニジンスキーをモデルにしたという話です。
ロダンのお顔は初めて拝見しましたが、
芸術家の顔でした。
あの時代、芸術家たちは分野に関わらず出逢っていたんですね。
芸術に分野(そこにある古くからのガチガチの固定観念)を
外そうとしていた人が多かった時代なんでしょうか。
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2005年09月29日

あきのおんがく


「いい店だね。」と、
帰り際にスーツ姿の男性がマスターに向けて言いました。

Akiさんライブ@池の上ボブテイル。
ボブテイルはほんと、いい店なんです。
バーなんですけど、とても雰囲気があって。
マスターは一見普通そうに見える鶏肉好きの面白い人。
お酒が楽しめる人なら更にお店の良さがわかると思います。

けれど仕事の後に小粋な店でお酒のみつつボサノヴァ聴いて帰る
この中年男性も、またなかなかかっこいいではありませんか。
私なんかがいくら「いい店だよ」と言っても
そこからなんの感慨も生まれませんが、
今までいくつものお店でお酒を嗜んできた(だろう)人が
ぽそっと口にするこの言葉は、すんなりと信用できます。

Akiさんも相変わらず、美人でかわいくて豪快で気遣い細やかで、
気ままに楽しそうに歌ってました。
お客さんも気ままに聴いて、
「もうちょっと歌ってよ」というノリでの、気ままなアンコール。

ボサノヴァ・サンバは夏の音楽といいますが、
個人的には(サンバはともかく)ボサノヴァは秋のほうが
しっくりきます。
Akiさんがまた、秋っぽく歌ってくれます。

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2005年09月28日

亀の歩み


昨日歌姫楽団のHPをのぞいたらば、
トランぺッターの亀ちゃん(亀田直宏さん)が脱退、というお知らせ。

ちょうど昨夜がラストライブだったようですが、
私は観にいけず。
なんとも寂しい気分です。

歌姫のメンバーとお話をしたことはないけれど、
それでも亀ちゃんはなんだかすごく愛嬌があって、
自然に親近感がわいてしまう人でした。
酔っぱらったように吹くトランペットも大好きでした。

私が初めてライブハウスでライブを観たのは、
歌姫のために行ったものでした。
人に連れられてなのでそのとき初めて聴いたのですが、
かっこよくて。
もちろん亀ちゃんもいて、
それから行った歌姫のライブには必ず亀ちゃんがいたので、
来月行くつもりの歌姫のライブにはもういないというのは
どうにも実感が湧きません。
歌姫のマスコット・キャラクター的な位置にもあったのではないかな。

私にとっての亀ちゃんラストライブは5月だったということになります。
あのライブはほんと、すごく気持ち良かったです。
だから最後があれで良かったなぁとも思うんですが、
それでもやっぱり寂しいものです。

脱退の理由はわからないのですが、
亀ちゃんにはトランペットを続けてもらいたいです。
スキマスイッチのプロモに亀ちゃん(と、ドラムの森さん)を
発見して驚いた時のように、
「あ!亀ちゃんじゃん!!」と笑いながら言ってしまう、
そんな発見の日がくるのを期待しています。

亀ちゃん、お疲れ様でした。
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2005年09月26日

声に出さずに読みたい日本語。


『髪結いの亭主』
パトリス・ルコント監督の超有名作品ですが、
観たことありませんでした。
ようやく観たのでした。

やっぱりルコント、すごいですね。
実際に匂いが漂ってくるわけではないけれど、
香水のような映画を撮ります。
壜からしてきらきらしていて、
昼も夜も、
光も闇もきれいで。

シーンのつなぎまで上手です。
『歓楽通り』に通ずるものがありました。
間合いもよくて、
音楽ともぴったりでした。
音楽をかけながら撮影したのではないかと思うくらいです。


ルコントに女性と、女性を観つめる男性を描かせたら
まず間違いなく、極上な作品を仕上げてくれます。
きっとルコント自身が女性を観つめて暮しているんだろうな。
あんなに綺麗に観つめてもらえるのなら、
それだけで幸せですね。

作品も素晴らしいのですが、
もう一つどうしても誉めたいのが邦題です。
私はフランス語できないので原題はわかりませんが、
「床屋」でも「理髪師」でもなく、
よくぞ「髪結い」という言葉をあててくれました。
これが「床屋のだんな」とか「理髪師の主人」であったら、
あのどこか儚げな空気は持てなかったでしょう。
「髪結いの亭主」、
大きな声で読むと壊れてしまいそうなので、
心の中でそっとささやくように読みたいです。
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2005年09月23日

楽し楽しい時間


夜はGさんのライブ@吉祥寺マンダラ2。

楽しかったです。
普段、Gさんのライブへ行っての感想は、
「かっこよかった」「浸った」「酔った」「うっとりした」等といった
ものが多くて、
もしかしたら「楽しい」という言葉も使っていたかもしれませんが、
その「楽しい」という言葉の含むニュアンスの広大さゆえ、
おそらくシンプルな「楽しい」という感情とは
少し違っていたのではないかと思います。
もちろん今までも楽しんでましたが、
今回は、「楽しい」という言葉が近くに浮かんでいたからではなく、
どまんなかにあって、手を伸ばさなくても既に
手にしていたような感じです。
なんだか妙に、楽しいライブでした。
もちろんかっこよくて、浸って、酔って、うっとりもしました。

「痩せすぎ!」という声がGさんの登場と共に客席からあがったように、
やっぱりガリガリでした。
「生姜紅茶を飲んで、スリムになっちゃって…」と、
ご本人も原因はわかっているようです。
が、この日も生姜紅茶を入れた大きなポットを持参。
一番小さいサイズのズボンでもだぼだぼになってしまったようで、
もうほんとに、飲むのやめてくださいとしか言えません。

そんなにガリガリ痩せているっていうのに、
この日は特に声の調子がすごくよかったです。
音響のせいなのかもしれませんが。
Gさんてやっぱりかっこいいよなぁ、などと
いつもと同じことを、いつも以上に再確認。

斉藤哲也さんのサポートが、よく合っていて、
「楽し楽しい時間」や「なぞのなぞりの旅」なんかは特に
気分が盛り上がりました。
「こわれた」や「夏の前日」などの聴きたかった曲も聴けて、
満足です。
そのうち出る知久さんとの「2ni」や、新バンド「ジャンタルマンタル」、
そして来年に予定されているという5枚目のソロアルバム、などの
動向に期待しながら、
ちょうど一週間後(9/30)のライブも楽しみにしています。
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やなんだやなんだ

わかってるんです。
そうは思われないかもしれませんが、
ほんとは重々、わかってるんです。
誉められたことじゃないって言いたいのでしょう。
わかってます。
けど、やめられないんです。
やめようっていう気すら、持っていないのです。
きっと、ほんとはわかってないんです。

毛嫌いをしてしまうものがあります。
その中の一つにアメリカという国があります。
けれども何事にも「例外」は用意されているらしく、
少なからず好きなものや、好きな人もアメリカには
存在しています。
じゃあ、毛嫌いなんてやめたらいいじゃないの。
いいえ。いいえ。
そのとき浮かぶのは「アメリカじゃなかったらよかったのに。」と、
まるで欠点のような言い方をしてしまう。
誉められたことじゃ、ありません。
けれど毛嫌いがやめられません。

例外の中の一つ(一人)である、
ウディ・アレン監督。
とどのつまりは私はウディ・アレンが好きなんですが、
彼の『メリンダとメリンダ』という作品を観ました。
喜劇作家と悲劇作家が、メリンダという女性の運命を
それぞれいかに作りあげるか。
二人のメリンダは同じ人が演じています。

まぁまぁもちろんおもしろかったんですが、
やっぱりウディ本人に出演してほしかったのと、
あと、「対比」をもうちょっとはっきりさせて欲しかったです。
例えばメリンダの周りの人も同じ役者にするとか。
片方のメリンダの話は、実は主役、メリンダじゃなくなってますし…。
小物がさりげなく共通して出てくるところは上手でした。

けれど、ウディの世界はやはり私の好みです。
誰も歌わないし、踊らないけれどミュージカルのようで。
おしゃれなアンティークのお店みたいです。

わたしはアメリカの毛嫌い、きっとこれからもし続けてしまいます。
けれど例外が増えるのは結構なことです。
なんだ、じゃあ毛嫌いがやめられるかもね。
いいえ。いいえ。
なんだっていうんです。
まぁまぁ、毛嫌いの一つでもあったほうが、
人生がより面白いのかもしれませんよ。
そうですかね。
とりあえず、そういうことに。
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2005年09月21日

台北レポート〜買い物〜


台湾で多いものベスト3の残りの一つは、コンビニ。
コンビニの中でも群を抜いてセブン・イレブンが多いです。
まっすぐ歩けばセブン。
角を曲がればセブン。
向かい側の通りを見ればセブン。
セブンセブンセブン。
台湾の記念切手を買いたいから近い郵便局を教えてくれと
ホテルのフロントに尋ねれば、
「セブン・イレブンに売ってますので。」
杏仁豆腐が食べられるお店はこの辺りにありますか?と
喫茶店のおばさんに尋ねれば、
「セブン。」(とコンビニのある方を指差す)
コンビニの代名詞となりつつあります。
ファミリーマートや台湾のコンビにもありましたが、
セブン・イレブンにはかないません。

コンビニへ行った時に気付いたのですが、
買い物をしても、買ったものが一つだと袋をくれません。
ためしに「袋がほしい」旨伝えてみたところ、
1元(日本で3円〜4円相当)かかると言われました。
二つ以上買えばもらえました。
けれどキャラメル二箱でもらえても2リットルペットボトル一本では
もらえません。
環境を考えればいいのかもしれませんが、
ちょっと不合理なとこがありますね…。

コンビニやスーパーで買い物をする際、
食料品の賞味期限や製造年月日が
「94年」となってるものによく出くわしますが、
これは西暦ではなく、「(中華)民国94年」ということなのでご心配なく。
滞在中私も「94年!?」と驚いてしまって、
帰国してから気付いたんですけどね。
お恥ずかしい。

台湾で買い物をすると、レシートが捨てられません。
宝くじになっているのです。
これは消費税の還元ということで行われているようですが、
残念ながら外国人は参加できないということで、
台湾でもらったレシートは、
コンビニの前などに置いてあるレシート寄付箱か、
知り合いの台湾人にあげるといいと思います。

台湾は物価が高かったです。
上海へ行った時は2週間で一万円しか使わなかったので、
4泊5日なら余裕だろう、と帰りの交通費込みで二万しか
持っていかなかったらば、
殆ど日本と変わらない物価で、物によっては日本のほうが安かったりして、
結局数百円おともだちから借金をしてしまいました。
売っているものも日本と変わらないので、
生活用品は手に入りやすいものの、
おみやげを選ぶのに困りました。
台北は都心ということもあって、
郊外へ出るか、免税店に寄らなければ
「中華っぽいもの」にはあまり出逢えませんでした。
おみやげを買うのには中国の方が面白いと思います。

そういうことで、なんとなく、
短期の旅行でギャップを楽しむなら中国。
長期にわたって滞在するなら台湾。といった印象を受けました。



posted by Cui at 13:43| Comment(2) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

台北レポート〜朝昼夜〜


9月というともう秋というイメージですが、
台湾は真夏のような暑さです。
台風15号とうまくバトンタッチで台湾に着いた為、
天気はもうすっごくよかったです。
すごくよすぎて汗が止まりませんでした。

西門というところへ行った時のことです。
ここは東京で言う新宿や原宿のような「若者の街」なので、
一歩足を踏み入れた途端にそこは若者だらけ。
台湾の空気をさらに熱くさせるようなホット・スポット。
……という想像をしていただけに、ショックでした。
店はまだシャッターが降りていて、
なぜかいるのはお年寄りだらけ。
玉手箱でも開けたのか!?というくらい。
そんな環境の中めげずに外で呼び込みをしていた
カラオケ屋の男の子に、大体何時ごろこの辺の店は開くか尋ねると、
返ってきた答えは、「12時」。
このときまだ10時半頃だったので、途方に暮れました。
せめて11時頃には半分くらい開いててほしかったです。
けれど店によっては1時開店というところもありましたし、
台湾は朝すでに昼のように明るいですが、
街はゆっくり動き出すようです。

けれどもさすが不夜城、台湾。
眠らない街でした。
夜は結構遅くまでいろんなお店が開いてました。
ただ、泊まったホテルの部屋がちょうど隣のビルのカラオケ屋の
フロアと隣あわせだったようで、
眠らない街によって眠れない夜が訪れました…。
といっても私はわりとぐっすり眠れたのですが。
おともだちの一人は滞在中ずっと寝不足で、
ちょっとかわいそうでした。

暑くて参ってしまう時もありましたが、
空は絶品でした。
青い青い空に、白い白い雲。
あの空は、東京に帰ってからは観られません。
台湾は世界一高いタワーは持ちながらも、
高層ビルが立ち並んでいるわけではないので、
空がとても広く観えます。
天から全てが生まれる、という思想が生まれたのも頷ける空。
海もやっぱり綺麗でした。
帰りの飛行機の窓から、雲の下に見えた島、
あれにもものすごく感動しました。
あの空と雲と海を観る為だけにでも、
また台湾に行きたいです。
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2005年09月18日

アラン・ドロンを負かした男


「フランスはベルモンドに譲ってやる!俺には日本があるんだ!」

かのアラン・ドロンの言い放った言葉です。
これはアラン・ドロンがいかに日本人に愛されたかを表し、
また自国フランスではベルモンドの方が人気が高かった
ということも同時に表しています。

ジャン=ピエール・ベルモンド主演、
『カトマンズの男』をビデオで鑑賞。
ベルモンドの体を張ったはちゃめちゃコメディです。
大騒ぎしても決してお洒落ゴコロを忘れないところが
フランスのコメディですね。

自殺願望の強い富豪が、破産と同時に巨額の保険金をかけられ、
殺し屋に狙われて逃げてゆくうちに
「生きたい」という気持ちになっていくのだが…
というストーリー。
真っ白いスーツと、オダギリジョーのような長い前髪を
身につけながら、香港・インド・ヒマラヤを
しっちゃかめっちゃかにしてゆきます。

ベルモンド主演の作品は、『ムッシュとマドモアゼル』
のみ観たことがありましたが、
これを観た後に冒頭のアラン・ドロンの文句を聞いたとき、
可解と不可解が半分ずつ頭の中にありました。
やはり日本人の「二枚目」のイメージは、よりアラン・ドロンの方が
近いようですね。
けれど、「二枚目」が珍しくない(というのもわりと盲目的な物言いですが。)
フランスにおいては、
顔だけではなく個性を放ったベルモンドの方が
一個の人間としての愛着が持てたのかもしれません。
(勝手な憶測なのでそのまま真に受けないでください。
アラン・ドロンファンの方も怒らぬよう…)

ちょっと違ったニュアンスながらも「かっこいい」二人。
旧友の彼らの共演作品もあるようなので、
是非観てみたいです。
二人の並んだ姿を観ればきっと、
フランスから日本から
世界中から黄色い声が、
二人に向けて飛び交います。
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2005年09月17日

台北レポート〜乗りもの〜

台湾で多いものベスト3の中の2つは乗りものです。
タクシー、そしてバイク。
バイクは本当に多いです。
中国は自転車ですが台湾はバイク。
道にできるはバイクの渋滞。
自転車屋さんは殆ど見ず、バイク屋さんばかり。
そしてバイクはスクーターが多いです。
タクシーは旅行中かなり利用しました。
日本と比べるとかなり安いです。
今回は3人で行ったので、1人あたりで計算するとさらに安い。
複数での旅行の際にはおすすめです。
たいてい1人200円未満で済みました。
日本でタクシーに乗ると必ず酔ってしまう私なのに、
どういうわけか台湾では酔いませんでした。
運転が上手だったからか?
いえいえ、台湾の道はあまりよくないので、揺れますよ。
中国の方がひどかったですけどね。

電車は地下鉄にしか乗りませんでしたが、
日本とはかなり違っていて面白かったです。
切符はテレホンカードのような形で、
いろんな種類のイラストがありました。
電車に乗るたび切符が楽しみでした。
電車のイスは、日本のホームにあるイスに似ていて、
キッチュなかわいいデザインでした。
向かい合い式ではなく二人席と二人席が90度に置かれてました。

ある時、地下鉄の中で何気なくペットボトルの水を飲んでいたら、
向かいの席の人が「飲食禁止」のマークを指して注意してくれました。
日本では携帯で話そうが、イヤホンから音漏れしていようが
注意する人は殆どいないというのに、
台湾の人は真面目なんだなーと思っていたら、
車内での飲食は見つかると罰金が課せられると後に知りました。
その額、日本円にして約5000円。
運が悪ければたとえ飴玉でも払わされるそうです。
けれど台湾の電車は携帯電話については規定ナシ。
携帯をいじっている殆ど見かけませんでしたが。

地味に異文化を感じる、乗り物世界でした。
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台北レポート〜台湾人〜


台湾の人は皆いい人です。
交番で道を訊けば地図を片手にわかりやすい中国語で
説明してくれました。
切符の買い方がわからず、そばにいた人に訊けば、
機械の前でゼスチャーまじりに説明してくれて、
券売機が壊れていると知ると駅員さんのところまで連れて行ってくれました。
目的地がわからず道で人に訊けば、
中には今その人が来た道を戻ってすぐ近くまで連れて行ってくれる人もいました。
そこまでしなくても、必ずこっちが「わかった」という顔をするまで説明を続けてくれます。
ご飯を食べに入ったお店でメニューが読めなくてわからない時は、
そのお店の人が皆集まって一生懸命説明してくれました。

台湾の人は皆いい人でした。
一緒に写真撮ってもいい?と頼むと
皆恥ずかしそうに笑って、
皆かわいい人でした。

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台北レポート


12日〜16日、台北へ行ってきました。
今年二度目の海外…
というか人生二度目の海外で、
前回は今年の冬に上海へ行ったのですが、
想像以上に中国と台湾の違いは大きかったです。

いろんなことがあって、何を書こうかと考えた結果、
台北のあれこれを私の体験を通して紹介することにしました。
全部旅行記にしようかとも思ったのですが、
やっぱりそれは恥ずかしくて…
いくつかのトピックに分けてご紹介します。
たったの4泊5日、しかも台北という限られた土地なので、
台湾一国について断定的に語るものではありません。
もちろん、中国と比較する時も、
私が行ったのは上海という一つの都市にすぎないので、
あまり「国」としてとらえず、
気楽に読んでいただければと思います。

ぼちぼち更新していきますので、ぼちぼち読んでみてください。

posted by Cui at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年09月11日

美しきセルジュ

…という題の映画もありますが、今回はそれではなくて
『ガラスの墓標』という映画。
セルジュ・ゲンズブールとジェーン・バーキン主演のものです。

この二人の主演映画はいくつかあると思いますが、
『スローガン』しか観たことがないので、
それとしか比較ができません…。
そうですねぇ、私は『スローガン』のほうが
よくできていると感じました。

『スローガン』をきっかけに
あの二人が実際の恋人になったというのが
なんだか不思議です。
あの映画は、あの二人の為にはじめからつくられたんじゃないのかと思うくらい
二人の世界がそのまま映画になっているような作品でした。
『ガラスの墓標』は二人の同棲時代に
撮られたものらしいのですが、
なんでしょう、あべこべに感じます。

ゲンズブールがロシア人という設定もどうにも無理が…。

けれど、やっぱりゲンズブールはかっこよくて、
バーキンはかわいくて、
ツーショットは美しくて、
一緒にいる姿だけで映画になり得るようで、
まさに二人は、
世界が憧れるカップル、です。
posted by Cui at 13:22| Comment(2) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年09月09日

色のついた詩


詩人のような、絵描きのような監督さんだなぁ。

これはイランのモフセン・マフマルバフ監督の
作品を初めて観た時の感想です。
たしか『パンと植木鉢』だったと思いますが、
これを観終わったとき、
すぐに何ていう監督が撮ったものか知りたくなり、
それから『ギャべ』『サイレンス』『キシュ島の物語』
と幾つか彼の作品を観たのですが、
どれもどこか不思議で、
愛らしくて、
雰囲気があって、
やっぱり詩のような
荒涼とした空気も持っていて、
そしてその詩に色彩がつけられている作品でした。
詩の世界から絵具を持ってやってきたような人です。

『サイクリスト』を観ました。
「全てのイラン人が観た」とも言われる作品ですが、
私はどっちかというと上に挙げたものの方が好きでした。
けれど、やっぱりそれでもマフマルバフの作品にはひきこまれます。

多くの人がふいっと気にもとめずにいる物にでも
強い興味と関心を持って、
絶えずインスピレーションを受けて、
さらに、絶えずそれを表現しようとする人なんだろうと思います。
受動だけでなく、
能動も起こせる、芸術家です。


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2005年09月07日

メリィさんのおうち


石川浩司ライブ@吉祥寺マンダラ2

数十メートル先では同じマンダラ・グループの
スター・パインズ・カフェの8周年記念イベントが。
そちらには森山公一さん(ex.オセロケッツ)やURiTAさんが出ていて、
どちらに行こうかと悩んだ末、マンダラ2へと行きました。
決め手となったのは、
ライオン・メリィさんがサポートとして入る、ということでした。
エコーユナイトで観て以来、私はメリィさんのファンなのです。
メリィさんのアコーディオンも、色っぽくて好きです。

石川さんのライブは、
他のライブとは全く違ったものです。
あんまり「音楽」という実感が湧かず、
ただただ、「ステージ」そのものを観ているようです。
もちろん歌もあるんですが、
観客も本人も、
歌のためだけには決して来ていないよう思えます。
ただ、「ステージ」という空間を
石川さんがどのようにつかうのか、
それに尽きている気がします。

何をやるのかわからないという「予測不可能」なものを、
「いつもどおり」に期待して、
そうしていつもそれに応えてくれます。

メリィさんも、やっぱり髪の毛ふさふさでかわいいです。
なぜか浴衣姿でした。
あの、石川さんとかみあってるのかあってないのか
よくわからないのがちょうどいい具合です。
せっかくなのでメリィさんにも歌って欲しい気もしました。
CD売ってるかな、と少し期待して行ったのですが、
売ってなくて少しがっかり。
メリィさんのCD、
あんまりお店で見つけられないんで。

メリィさんはあんまり表立って遊ばないので、
前回のホルモン鉄道ライブの時のほうが
石川さんも一緒に遊ぶ人がいて楽しそうだったかな。
なんとなく、おとなしかったようにも感じますが、
それはきっと、
「先日の集中豪雨で1階の天井が一部抜け、
湿地帯となったカーペットを捨てたら
床も土が見えてるところがあって、
管理人さんに言おうとしたら管理人さんは
高齢の方らしく入退院をくりかえしていて、
あとどのくらいこの上も下も抜けている家で暮すのか心配」
(「学校にまにあわない」という曲の即興部分で語られた
実話。「もう学校どころじゃねぇよー」という声もあり。)
だったということもあるのでしょう。

…雨、大変でしたね。
我家は無事でした。
メリィさんちも、「ぜーんぜん、だいじょうぶでした」ようです。
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2005年09月06日

円谷プロフェッショナル

映画じゃないけれど…
『怪奇大作戦』という昔のテレビドラマを観ました。
ビデオを借りてきたのです。

「早すぎた名作」などとも言われているようですが、
いやはや、円谷プロをなめてました。
円谷はウルトラマンだけじゃないんですね。

もうとにかくカメラ、カメラ、カメラ。
一話30分という短い時間の中に、
くどいほどにつぎこまれたセンスと技術。
昔の作品だけあって声が聞き取りづらい場面はあっても、
もうストーリーがわからなくなることぐらい、
全然気になりません。
カメラに目を奪われすぎて。

『必殺仕置人』などを観ても思うのですが、
昔のドラマは映画顔負けの構図力があります。
国は違いますが『デカローグ』も、テレビシリーズでした。
今とは真逆の意味で、
映画とテレビの境界が薄かったのではないかと思います。

今観ても、この作品のカメラには前衛的なものを感じます。
「早すぎた名作」に、
もしかしたらまだ時代は追いついていないのかもしれません。
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2005年09月05日

これが、アンコール。


ウェアハウスと柳原陽一郎ライブ@青山、月見ル君想フ


前にも書きましたが、
私は昔アコーディオンが怖くてたまらなくて、
そしてそうさせた犯人とも言える人間が、やなちゃん。
これまで行ったライブではギターとピアノのみで
ごまかされていたけれど、
三度目の正直、この日はジャバラ(アコーディオン)持参。
小さなジャバラでしたが、
この人のジャバラのせいでずっと脅えてたんだなぁ、としみじみ。
今はジャバラ大好きになってしまったけれど、
遡ればその犯人もやなちゃんでしょう。
「畏怖」っていうのは好きと嫌いが表裏一体です。

なんだか「B級ソング」が多かったです。
けど、ウェアハウスさんの音と合ってました。
やなちゃんも随分と楽しそうでした。
ジャバラ持参、ということで、
「ジャバラの夜」も歌ってました。
ワンマンでもないのに
「♪ジャバラジャバラバジャバラババ〜 カモォーン!」
と、お客さんに歌うよう促していたり。
へんな踊りをしてみたり。

ウェアハウスとの共作、
「好きな顔」や「19の嫁」も素晴らしかったですな。
「好きな顔」の後ではそのまんま「好きな顔」談義へ。
やなちゃんの好きな顔は毎日変わるそうです。
「好きな顔」の詩書いてるくせに。
その後なぜか先日放映された「積み木崩し真相」の話へ。
皆見てるんですね。
私も見ちゃいましたが。

「19の嫁」は、最近若い娘と再婚する人が周りに多いのを見て、
「ケッ」と思ってる心中が綴られているようです。
ウェアハウスとのコラボCDも出したい、という話から、
「じゃあ年齢ものをもっと作ろうか。"15の母"とか…」
という言葉も。
15の母って…

ワンマンでも企画ものでもないのに、
アンコールまで出る盛り上がり。
本人たちも何も用意してなかったようで、
とりあえずジャバラで「牛小屋」を演奏。
けれどこれがアンコールの正しい形かもしれません。

ワンマンや企画ものは、
もうアンコールをするのが「お約束」になっていて、
演奏する側も観る側もその決まりを守るだけで、
で、予定されたものが全て終わると何事もなかったように
席を立って、
「ほんとにもっと聴きたいと思ってる?」
という場面も多いんです。
ワンマンが出来るくらい人気が出てしまったら、
それは始めからアンコールを用意するのが得策かも
しれないんですが…
やっぱり形骸っていうものを感じます。
この日は「もっと聴きたい」という純粋な思いからの
アンコールでした。
私もアンコールの拍手、ちゃんと叩けました。
posted by Cui at 00:00| Comment(2) | TrackBack(0) | 音楽 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年09月04日

シネマ・カーニバル


あの映画を今度の日曜に観に行こう!
なんて一週間くらい前から考えることは最近稀でして、
だいたい前日か当日になって
何観に行こうか決めるというのが最近のパターンです。
映画観に行くというだけの漠然とした予定です。

この日は三つのどれに行こうかと考えました。
どれも映画祭。
・巣鴨のソビエト映画回顧展
・飯田橋のブラジル映画祭
・恵比須のチェコ映画祭

で、なんとなくブラジルのにしました。
観たのは、『オー・オーメン・ド・アーノ』
思わず人殺しをしてしまった主人公だが、
それがきっかけで街のヒーローになってしまい…という内容の、
スタイリッシュな映画でした。

映画そのものはあまり私に合っていなかったようで、
そんなに感想はないんですが、
この日は会場が日仏学院という場所で、
英語字幕も付くからか
外国の方が多かったです。

上映中、いくつかの場面で
「そ、そんなにおかしい??」というくらい
みなさん大笑い。
これが異文化というやつか!と
何となく思ってしまいました。
どんな場面でどう感じて、
それをどう表現するのか。
固定観念にしてはいけないのだろうけれど、
「やっぱり日本とは違う…」なんて
考えちゃいました。
けどこういうのを強く持ちすぎると
「偏見」になってしまう気もします。
所変われば品変わるっていうことももちろんあるとは
思うんですけどね…。

ブラジル音楽は好きですが、
そういえばブラジル映画って殆ど観たことがありません。
『セントラル・ステーション』くらいかな?
この映画はすごいですよ。
あんまり、「泣ける。」って言葉を誉め言葉として
使わない私だけれど、
第一の感想は「泣く。」です。
けど、ストーリーだけにごまかされてる涙じゃありません。
役者や音楽が、泣かせます。
posted by Cui at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年09月03日

円の下の力持ち

ジシンカミナリカジオヤジ。
オヤジの影は頭と共にどんどん薄くなっていってますが、
ここのところの地震の頻発から、
日本人はやはり地震をこわがってますね。
先日は防災の日でしたが、
防災の日も関東大震災の日の為できたものですから、
今年も小学生はかったるいと思いながら
防災訓練をして、親の迎えがない子は
校庭の鉄棒らへんで、暑い日ざしの下、
オヤジよりも濃い影を見ながら退屈に過ごしてるわけです。

『動物に観る人の歴史』という本を
図書館で借りて、適当に拾い読みしてましたら、
地震と動物にまつわる面白い話がいくつか書かれてました。


古代インドでは、大地は象が支えてると思われていたようです。
東西南北4つの方向にはそれぞれ一匹ずつ大きな象がいて、
東を支えているヴィルバークシャという大象が疲れて
頭を時々振ると、支えられている大地も揺れ動き、
それが地震となったようです。

イスラム地域では象ではなく牛がいたそうです。
パキスタンの北西国境地方の話では、
一頭の牛の角の上に地球が乗っかっていると考えられ、
人々が罪を犯すとサソリがこの牛さんをチクリと刺し、
痛がる牛さんが動いて地震が起こってたそうです。

また、マレー半島でも水牛の片角の上に大地が支えられて、
水牛さんが疲れると、ひょいっともう片方の角に
大地を移すものだから、地震が起こってしまったのだとか。

インドネシアでは、蛇が世界をぐるりと巻き抱えていて、
この蛇の動きで地震が起こってしまう、
と考えられていたようです。
地震のことは明示されていませんが、
インドにもこの蛇の巻きつき観があったようです。

さてはて、地震大国・ニッポンですが、
有名なのはナマズですね。
ナマズもやはり、世界を取り巻いているようで、
この観念はインドから渡ってきたものが、
大蛇を持たない日本でナマズに変わった、
という説もあるよう。
ただ、ナマズの地震予知は蛇観念以前からあったみたいです。


ぐらり、と揺れて人間が怖がる時、
下では動物が、「ふうー」と言いながら
伸びをしているのかもしれません。
わたしはやっぱり象さんにいてほしいかなぁ。
あんまり派手に動かないでね。動かないでね。
posted by Cui at 15:50| Comment(3) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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