2009年11月11日

ゼロ磁場


「Tiny Adventure with Strings vol.18」@吉祥寺マンダラ2

先に言って謝ってしまうと、さすがに一年も前に行ったこのライブの内容、
殆ど覚えてません…。Tiny Adventureはたくさん行っているので、
記憶にあるのがいつのものなのかが識別できず。…すいませんー。

対バンがPeony & Roseさんという方々で、
ボーカルが久保田早紀さん。
レスリー・チャンさんのお話をして、中国の唄を歌っていたこと、
うしろに高良さんが渋くビブラフォンを叩いていたことが頭に残ってます。


酒井さん達の演奏は、いつも通り素晴らしかったのだと思います。
このひとつかふたつ前に行ったTiny Adventureから、
皆さんの立ち位置が変わったり、必ず本編最後に演奏されていた曲が
途中に演奏される様になったりしていて、その変化にまだ慣れず、
少しそわそわした気分になったことも覚えています。
はじめてこのStringsを観るときの様な、
目の前の迫力に圧倒される感覚。


酒井さんと坂本さんがゼロ磁場のお話をしたのはこの日だったかな?
「パワースポット」がやけに流行した2010年を先取ってのこの話題。
興味本位で行くのにいい、関東のゼロ磁場について坂本さんから紹介してもらいました。
(どこかの温泉だったと思いますが、正確にはどこだったか…忘れてしまいました。)
力の蠢く「ゼロ磁場」。
パワースポットって、決して人間を癒すわけではないと思うんですよね。
そんな甘いものじゃなくて、実際には自然の力が有り余って
むしろ安易に足を踏み入れると
パワーを吸い取られてしまうんじゃないかと思うことがあります。

「次の曲は、私たちのゼロ磁場よね。」
坂本さんが火花を散らせる「フニクリ・フニクラ」。
ほら、魅力的だけど、やっぱりここも恐くて近づけないんだから。

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2009年11月08日

イムジン河 水清く


時期が時期だっただけに、館内の音楽は一色に染まっていました。
映画館スタッフも含め、全員の頭の中には同じ言葉が浮かんでいたでしょう。
追悼・加藤和彦さん。

ザ・フォーク・クルセダーズ主演であり
彼らの同名曲を冠した渚作品、『帰ってきたヨッパライ』



帰って来たヨッパライ [DVD]

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曲の人気にあやかろうとして持ちかけられたであろうこの企画、
他の監督に頼んでいたら、きっと歌詞をそのままなぞるだけの作品になっていたのではないかと。
渚監督に頼もうと決めた方には敬意をはらいます。


冒頭に「途中で最初のシーンに戻る場面がありますが、これは監督の意向です」
といった但し書きが表れるのですが
「わざわざそんなこと書かなくても…」などと侮るなかれ、
これ、本当にびっくりします。随分長いこと同じ場面が続くので…。

殿山さんがさらりと「たばこ屋のおばさん」として登場するのですが
何故そこで性別を変える必要があったのか。
なぜ、なぜ…。
そして二回目の登場で、何故一回目に別の方がやっていた役まで殿山さんが演じているのか。
なぜ、なぜ…。
もう、どこからつっこんでいいのかわかりません。

慶様は韓国人として出るのですが、韓国人ということよりも何よりも、
学生という設定にボディブロー。
この作品については、悪人度がどうとか、そういう尺度では測れません。
ここまで映画と慶様を自由にできる渚監督の世界に、ただただ唖然とするばかりです。


ショートヘアの緑魔子さんも可愛。とびきり可愛。
美人は何をやっても似合いますな。


作品として朝鮮(韓国)が絡むので、
「帰ってきたヨッパライ」よりは「イムジン河」を喚起させました。
「あなたは日本人ですか」「いいえ韓国人です」「それは何故ですか」「韓国人だからです。」
繰り返される街頭インタビュー。
ラストの、車窓から見える処刑シーンなど、印象的な場面が多いです。


ザ・フォーク・クルセダーズの三人は、まだどこか少年ぽさが残っていて
その青さが作品に酸味を与えているようでした。
この時代の若者は、どんな思想を持っているかに関係なく、
共通してこんな酸味を持っている様に感じます。

♪イムジン河 水清く とうとうと流る …
楽器も持たず、三人でうたう「イムジン河」のハーモニーの綺麗なこと。

♪誰が祖国を 二つに分けてしまったの 誰が祖国を 分けてしまったの …
他にも功績は多いのだとは思いますが、
私はやっぱり「イムジン河」が日本にひろがって良かったと思います。


イムジン河

イムジン河

  • アーティスト: ザ・フォーク・クルセダーズ,朴世永,サトウハチロー,松山猛,青木望,ありたあきら
  • 出版社/メーカー: アゲント・コンシピオ
  • 発売日: 2002/03/21
  • メディア: CD



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祇園の暗殺者


『祇園の暗殺者』
正直なところ、殆ど期待を持たずに観に行ったのですが
これが面白かった!です。
序盤、少し眠ってしまったことが強く悔やまれます。
もうすぐまた観にいける機会があるので、リベンジに燃える2010年10月です。
(もう一年近く経っているのですね…。)

カメラがとにかくかっこよいです。
最後の逃げるところなんて、胸が高鳴りました。くぅー。
主役の殿方も素敵でした。近衛十四郎様。


それに今回の慶様特集の中でも、
慶様度がきちんと高い作品であった様にも感じられます。
自分の手は汚さず、人情よりも憎しみを優先する慶様。

キャスティングとしては、「めくら狼」役の方がちょっと微妙だったかな。
あとはストーリーも、撮り方も大満足です。
あんまり知られていない作品だとは思うのですが、いい作品はちゃんとあるんだなぁ。
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来世番外地


慶様特集つづき。『やくざ番外地』

丹波哲郎さん主演。
余談ですが、高校のとき、通学路に丹波さんのオフィス(?)、
「来世研究所」があった関係で、どうも丹波さんが身近に感じられます。
来世や霊界の観念は身近に感じませんが。
一度だけ、研究所の前に車を止め中に入っていく丹波さんを観たというのが
丹波さん亡き今となっては、妙に色濃い思い出です。


さて丹波さん、主役のくせにものすごく嫌な役だった様に記憶してます。
設定としてというより、主観として、なんでしょうけれど。
そして慶様は、またしても善玉でした。今特集上何度目でしょう。
ここまでくるともう、当時慶様に善玉の役をやらせる様に
どこかから圧力がかかっていたとしか思えません。


『関東破門状』とキャストが似てましたね。
主演が違うので意図的なのかどうかはわかりませんが。
どちらもやくざもの・慶様善玉ものですし。

人情を絡めたやくざものの場合、やくざまわりの女性(今作の場合は慶様の奥さん)が
殺されてしまうというのは一種のお決まりなのですかね。
そして殺されてしまう女性はやっぱり今回も妊娠中なわけで。
自分が女性だからかもしれませんが、あんまりいい気分はしないですよな。

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2009年11月07日

人間


慶様特集つづき。
新藤兼人監督作品、『人間』


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新藤監督の存在を知ったのはわりと最近(3年くらい前)なんですが
特集上映のチラシで、「あぁ慶様がいくつか出ている」という着目で
作品の一覧を眺めていたからか
どうもこの『人間』と、あと『鬼婆』が自分の中ではセットになってます。
とは言え、『人間』は観たことなかったのですが。

今回の慶様特集では、どちらの作品も組み込まれていたのですが
予定が合わず、『鬼婆』の方は観に行けませんでした。


難破してしまった船、海神丸に乗った人々が
飢えと死の恐怖に苛まれながら、次第に「人間」を捨てていく様子が
衝撃的に、でもリアルに描かれてます。

慶様と乙羽さんの辿っていくところは、
ある意味で人間性を失っている様にも思えるけれど
でもあの独りよがりで、残忍なところがやっぱり人間なんじゃないかなぁとも
思えるところがあります。
「ヒューマニズム」って言葉を人間が勝手に作って
まるで人間が動物とは違う様に区切られてしまっているけれど、
人間も動物ですしね。
ただ、最後の最後のシーンに、
新藤さんの精一杯の人間への信頼が描かれているのだと思いますが。


ええと、全然、綺麗じゃないです。
慶様のギラギラした男臭さとエゴが、すごい勢いで滲み出してきていて
乙羽さんの生き続けたいっていう欲望が、湿りきった状態でじっとりと船の底に漂ってます。
殿山さんみたいな人は、ほんとはいないんじゃないかとも思う。
でもなんでだか、絶望する映画ではないんです。
いざという時には、慶様たちの様になるかもしれないと思いながらも
そこに嫌悪を抱くからかもしれない。
これがあるから、ラストシーンは実はいらないのかもしれないけど
あれを撮るのが新藤さんなんだろうな。高潔だから。


役者さんはもう言わずもがな!
あと、音楽もいいです。
まさかこのモダンな音楽が、この映画のものだったとは!
全てがパチっとはまっている、すごい作品です。
慶様のおなかと天然パーマがどうしても気になるところですが…。
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赤のチェック


『銭のとれる男』

昼はレーサー、夜はトランぺッターとして名を馳せる男(田宮二郎さん)の
没落と再起を描く作品だったのですが…
作りとしてはちょっと薄かったですね。


これも慶様特集のくくりだったので、慶様が出ているのですが、
その役所がなんとバンマスピアニスト。
しかもやくざ界に身を置くわけでもなし、ただただ純粋に善玉。

稀代の悪人・慶様にこの役を当てはめるとは、
一体だれが、どんな動機でもって提案し
どのような経緯で決定に至ったのか、
時間の許す限り関係者から根掘り葉掘り聞き出したいところなのですが
そんな機会は得られないので、敢えてその疑問には長居しません。
ただそれよりもなによりも、声を大にして言いたいのは
赤いチェックのステージ衣装、それも紐タイ(!)の慶様が兎にも角にも恐ろしすぎる!!


若い頃の江波さんが出ていました。
誰かに振り回される若い娘さんだった頃の江波さんも可愛らしいですが、
やっぱり江波さんは年をとってからの方が格段に魅力的ですね。

あと主演が田宮さん。
冒頭ではそりゃ生意気な役だったのが、
没落した頃ガソリンスタンドで出会い世話になった心優しい娘さんのおかげで
改心していきます。
個人的にはどちらも今一つだったかな。
田宮さんも(慶様とは分野が異なりますが)もっと悪い人間か
愛嬌100%の役所を演じている方が好きです。


それにしても赤いチェックの慶様は恐かった。
これに尽きます。

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処刑と志麻


慶様特集つづき。
『処刑の島』
篠田正浩監督作品です。


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ええと、偏見なのでしょうが、脚本家によって右翼的に観えてしまいました。
荒れすさぶ島の情景とか
三國連太郎さんの、これ素ではないだろうかと思わせる残虐非道・暴力性とか
慶様の陰湿な感じのいでたちとか
それぞれ、いい意味での恐ろしさというか、
篠田さんの演出力もみえるのですが、
どうも必要以上に右翼的に観えてしまい
そういうときってどうも、
いい作品と思いきれないんです。篠田さんは好きなのですけど。
やっぱり、篠田さんならばもっと女性(志麻さん)に視点があたった作品がいいなぁ。


でもこれも篠田×志麻の、黄金の組み合わせ作品ではあります!
志麻さんは珍しく髪をおかっぱにして、とんでもなく可愛らしかった。
世にも恐ろしい三國さんの娘役。


普段は慶様が世界一恐ろしいわけですが
この作品では三國さんの恐ろしさが圧倒的でした。
三國さんと鞭とか、三國さんと斧とかって、どうしてあんなに似合うんですかね。

慶様は少し小さな役で。
でもまぁあのサングラスな慶様もそりゃあ背筋ぞくっとしましたが。
志麻さんが慶様たちから逃げるとき、慶様側を通ろうとしたの見て
思わず席を立ちあがって制止したくなりましたが。


あ、『どぶ』で興味をもった信欣三さんが教師役で出ていました。
この教師の立場というのをクローズアップすると、
人間の脆弱性がもろに出て、別のテーマが浮き彫りになってきます。
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2009年11月03日

集団奉行所破り


久々に(久々すぎるくらいに)ブログを更新しようとしたら、
SeeSaaがいつの間にか衣替えをしていた様で、
編集ページへのログイン方法探しに2分ほど迷子となってしまいました。
少し時間ができてきたので、これからは(なるべく)ちゃんと更新します…。


慶様特集つづき。
『集団奉行所破り』
これ、最初に観に行こうとした日には自転車がパンクして間に合わず、
二回目も間に合うかどうか本当に危うく、
映画館までの道を全力疾走してようやく上映開始ぎりぎりのところに
入れたのです。
走らなければいけない、とわかったときには
もう観るのを諦めようかとも考えたのですが
あきらめなくてよかった。


かつての盗賊仲間が集まって、
処刑された恩人の七回忌法事を開くべく
奉行所に眠っている秘密文書と金を狙う、というストーリーなのですが
時代アクションというよりはコミカルな面が強いかな。
盗賊たちがひとりひとり愛嬌があって、楽しく観れます。
むかしの時代劇ってキャラクターづくりがほんとに上手ですね。
人間が魅力的に描かれているので、途中で人情譚が混じっても押しつけがましくないし。
モノクロ作品なのに、とにかく豊かです。


さて、(当然の如く二枚目役として)里見浩太朗さん(以下、助さん)が出ているのですが
もうあのお方の色気は一体どういう構造になっているんでしょうかね。
役者は皆が魅力的だし、
助さんのやっていた役以上に、他の役の人物設定の方が
哀愁的だったり、ウィットに富んでいたりして深みが出ている部分もあったのですが
どういうわけだか助さんは、ご本人から匂い立つあの色気だけでもって
二の線を妙に際立たせているんです。


慶様は、盗賊たちの恩人である商人のもと番頭、
奉行所に寝返って地位を手に入れた、云わば「慶様的」な登場をするのですが
途中でまさかの転回をみせ、
それが物語をひねる要素にもなっています。
慶様的なるものから非慶様的なるものへの転回なので、
慶様を期待しているこちらにとっては、
拷問をかけられた上、
娘の身の危険を示唆されたところで「私はどうなってもー」と言うのは
なんだかピンとこないのですが。
でも慶様のやった役の設定も含めて、作品としてはよくできてます。


脚本もきれいでした。言葉が。
いまは関西弁て、どうもずけずけとした印象が先にきてしまいますが
使い方によってはこんなにも上品な軽妙さがあらわれるのだな。


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2009年11月01日

悪の葬祭

慶様の訃報がありました。2010/05/02が命日になるそうです。

電車の中で慶様の顔をみたときの衝撃。
ただ、実感が湧かなさすぎて悲しみはまだやってこないです。
というか信じられなくて。
きっとこれも慶様がやってのけた何かの策略で、
どこかで何かを企んで、操って、誰かを陥れているのだろうと。
もしくは名実ともに悪の総裁として君臨したのだろうと。
そんな気がして、結局恐れおののくしかないんです。


さて時は2009年11月に遡り、慶様特集その6
『わが命の唄 艶歌』


いや申し訳ないけれど、これ、つまらなかったです…
今回の記事を追悼とするつもりもないのですが、
何だかこのタイミングで出演作をけなすのも申し訳ない。
もっと下手な作りの映画だってあるだろうし、
特別嫌いなキャストというわけでもないのですが
どうも肌に合わず、観ている間中いらだちが。


嫌いというわけではないけれど、
渡哲也さんと松原智恵子さんというのがあまり得意じゃないのと
それを抜きにしたところで、
面白みというものが一切感じられませんでした…。
映画冒頭で自殺前の芦川さんが言い放った
「あなたには、サムシングエルスがあるのよ。」といった台詞も、
別の映画や監督であればそのナンセンスな言葉が
逆に面白かったりするのですが
それも楽しめず。

ストーリーもぐにゃぐにゃだし、
話の要素になっている女の死、転職、レコードの売上、
業界の摩擦、歌の力やマスコミ、
人生やロマンス、復讐…すべて中途半端。

見どころは慶様のいやらしい煙草の呑みっぷりと、
「ぼくがきっと幸せにしてあげる」といった
慶様の口からはありえないプロポーズと、
「横文字ばっかでわからん!」と抗議する人々へ
顔色ひとつ変えずに言い放つ
「だったら日本語で言おう、帰れ!」
の場面でしょうか。


この作品はどうも歌手のタイアップを含んでいるらしく
水前寺清子さんと団次郎さんがそれぞれ歌手役として登場し
歌唱シーンが何度も何度も流れていました。
「帰ってきたウルトラマン」で
熱血MAT隊員である郷(ウルトラマン)を演じていた
団さんの歌そして振付には衝撃が。
(もともとこっちが先なのだとは思いますが。)


コロムビア TVアニメ・特撮主題歌全集4

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2009年10月25日

慶様とメロドラマ

慶様特集その5
『白い南風』


この作品、今回の慶様特集の中で一番の問題作ではないかと、
勝手に思ってました。
なんたってチラシに「メロドラマ」って書かれていたのですからね!
メロ!メロドラマ!慶様が!!
と、非常に気になっていたわけです。

画像などが見つからないのでソフト化もされていないのでしょう。
だって慶様のメロドラマですもんね…

と、観る前からどきどきしていたのですが、
蓋を開けてみると…
…いつもの慶様でした。
そしてドラマは、全然メロドラマではありませんでした…。


池内淳子さん主演です。
大学教授の父親のもとにいる二人の学生。
ひとりは人格者で、池内さんとも(お互い片想いという形で)
両想いなのですが、別で婚約話が出ていて
もうひとり(慶様)は野心家で、教授のイスを狙う為に
池内さんに近づいていきます。


で、あれやこれやすれ違いやらがあって
池内さんが慶様の子を宿してしまうわけです。
しかし教授のイスが(池内さんの父親に嫌われている為)
絶望的と知るや否や、すべてを放棄し、
親の手前池内さんと婚約しながらも、
ひたすら冷たい態度や言葉で池内さんを責めたてる慶様。
そして一切反省の色を見せない慶様。
なぜか西村さんにまで非道をつくす慶様!
…ひどすぎます。


映画全体を通して「良い人」はいなかった様に思えます。
なので池内さんはひたすら不幸に陥っていくのですが
それでもやっぱりそれは慶様によって引き起こされた不幸で、
「悪人」と呼べるのも慶様だけでした。


慶様はやせて、まだ若くて、
自らの手で池内さんを苦しめていましたが
しかしこれからどんどんと悪人度を増していく、
その要素は充分感じとれました。
将来、悪の総帥へと成長していく慶様が観れる。
メロではないけど、やっぱり問題作です、これ。
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